- 川の事故は、深い場所ではなく「浅くて流れのある場所」で起きています。「膝までだから大丈夫」は川では通用しません。判断するのは深さではなく流れの速さです。
- ライフジャケットは桜マーク(国土交通省型式承認)つきを、子どもは体重で選びます。そして股ベルトが命綱です。浮き輪やアームリングは代わりになりません。
- 着せるのは「水に入るとき」ではなく「水に近づくとき」。国土交通省の目安は水際から3〜5mです。川原で遊ぶだけでも着せておきます。
- マリンシューズは「脱げない」が最優先。流されて裸足で岩場を歩くことになると、そこから先が一気に危なくなります。
こんにちは!
キャンプ歴は12年目になりましたが、まだまだ半人前のファミリーキャンパーのECoといいます!!
家族4人(妻、子供(長男:中学生、長女:小学生))、首都圏近郊のよくあるベッドタウンでマンション住まい。 趣味と生活スタイルがマッチしたエコなアウトドアライフを目標に、日々研究の毎日です 😄
いよいよお盆休みが目の前ですね!!
夏のファミキャンといえば、川遊び。子どもたちが一番テンションが上がる時間です。
でも同時に、パパさんが一番気を張る時間でもありますよね。
こんな不安、ありませんか??👇
- 膝までの深さなら大丈夫だと思っていたが、意外と流れが速かった
- ライフジャケットを買おうとしたら種類が多すぎて選べなかった
- 子どもがサンダルを流されて、裸足で岩場を歩くことになった
- 「浮き輪があるから平気」と言われたが、本当に大丈夫なのか分からない
👉 川の事故は、深い場所ではなく 浅くて流れのある場所 で起きています。
そして国土交通省は、ライフジャケットのことを「川のシートベルト」と呼んでいます。
川での水難事故のほとんどは、ライフジャケットさえ着けていれば防げた可能性があります
国土交通省 河川水難事故防止ポータルサイト
シートベルトと同じで、ほとんどの日は使わずに終わります。
でも、使う日が来たときに着ていなければ、間に合いません。

そこで今回は、川が海と何が違うのかという話から、ライフジャケットの選び方、マリンシューズの選び方、そして大人が守るべき約束まで、初心者パパさん向けにまとめました!!
🌊 川は海より危険??知っておきたい3つの事実

「海より川の方が安全そう」というイメージがありますが、実際には川特有の危なさがあります。
① 流れは、見た目より速い
川の水面は穏やかに見えても、水中では流れが速いことがよくあります。
大人でも、膝から腿ほどの深さで流れがあると立っていられなくなります。
👉 「膝までだから大丈夫」は、川では通用しません。深さではなく 流れの速さ で判断しましょう。

② 水温が低く、体力を奪われます
山からの水は、真夏でも冷たいです。
体が冷えると筋肉が動きにくくなり、泳げる子でも泳げなくなります。
👉 唇の色が変わる、震えが出る。このサインが出たら、遊びを止めて体を温めてください。
③ 川底は滑って、深さが急に変わります
川底の石には藻が付いていて、驚くほど滑ります。
そして、川底はなだらかではありません。1歩進んだだけで急に深くなる場所があります。
👉 転んで流されるのは、深い場所ではなく、こうした浅瀬の境目です。
⚠️ 上流の雨は、晴れていても届きます
自分たちのいる場所が快晴でも、上流で雨が降れば川は増水します。
👉 水が濁ってきた、流れてくる葉っぱが増えた、水音が大きくなった。このどれかに気づいたら、すぐに川から上がりましょう。
🦺 ライフジャケットは「浮けばいい」ではありません

海上保安庁のデータでは、ライフジャケットを着けていなかった人の死亡・行方不明の割合は約46%。
着けていた人は約19%でした。
👉 同じ事故にあっても、生きて帰れる可能性が2倍以上ちがいます。
それなのに、遊泳中のライフジャケット着用率は4.2%しかありません。
つまり、着ているだけで少数派になれる、ということですね。
ライフジャケットは、選び方を間違えると意味がなくなります。押さえるポイントは3つです。
✔ いつ着せる??答えは「水際から3〜5m」
「水に入るときに着せればいい」とおもいがちですが、国土交通省の目安はもっと手前です。
👉 水際から3〜5mより内側に入る可能性があるなら、着る。
つまり「水に入るとき」ではなく「水に近づくとき」です。
川原で石を投げて遊ぶだけのつもりでも、子どもは足を滑らせます。
👉 車に乗ったらシートベルト。川に着いたらライフジャケット。
この順番で覚えてしまうのが、いちばんラクだとおもいます。
✔ 桜マーク(国土交通省型式承認)を確認する
船に乗るときに使えるライフジャケットには、国が定めた基準に適合したことを示す 桜マーク が付いています。
川遊びで法律上の義務があるわけではありませんが、👉 浮力と強度が試験で確認されている、という安心材料になります。
通販で安価なものを買うときほど、この表示があるかを見てください。

✔ 子どもは「体重」で選ぶ
大人用は身長で選ぶ感覚に近いですが、子ども用は 対応体重 で選びます。
大きすぎると、水に入ったときにジャケットだけが浮き上がり、体がすっぽ抜けてしまいます。
👉 「来年も着られるように大きめを」は、ライフジャケットでは危険な買い方です。今の体重に合うものを選びましょう。
✔ 股ベルトが命綱です
子ども用で最も大事な部品が、股の下を通すベルトです。
これがないと、浮力で上に持ち上げられたときに下から抜けてしまいます。
👉 子ども用を選ぶときは、股ベルトが付いているかを最優先で確認してください。
⚠️ 浮き輪とアームリング(腕浮き輪)は代わりになりません
浮き輪は、流れがあると簡単に体から離れます。腕に付けるタイプも同じです。
そして、うつ伏せになったときに顔を上げてくれる機能はありません。
👉 プールで使えるからといって、川で使えるわけではないんです。

| <項目> | <見るポイント> | <NGな選び方> |
|---|---|---|
| 認証 | 桜マークの有無 | 表示のない激安品 |
| サイズ | 対応体重に合っているか | 来年を見越して大きめ |
| 股ベルト | 付いているか | 腰ベルトだけのもの |
| 形状 | 首が支えられるか | 背中だけの薄い板状 |
| 色 | オレンジなど目立つ色 | 水に沈む色(黒・紺) |
同じキャンプの服装の話を、こちらでも書いています。よかったらあわせてどうぞ!!


🛒 子どもと大人のライフジャケットを選ぶ
ここからは実際の選び方です。家族分をそろえるなら、子ども用と大人用で見るポイントが変わります。
🦺 用途で選ぶならこの3タイプ!!
■ 子ども用 ベストタイプ(股ベルト付き)
特徴: 前を開いて着るベスト型。首のうしろに浮力材があり、顔を水面に向けやすい形です。
推しポイント: 川遊びの主役はこのタイプです。股ベルトと、しっかりしたバックルが付いたものを選びましょう。
こんなキャンパーにおすすめ:
👉 小学生以下のお子さんがいるご家庭
👉 川と海の両方で使いたい方
■ 大人用 ベストタイプ
特徴: 大人が着るスタンダードなタイプ。子どもを助けに入る側が着るものです。
推しポイント: 👉 大人こそ着てください。子どもを助けようとして流された事故は、毎年起きています。
👍 良い点 動きやすく、着たまま遊べます。
👎 注意点 かさばるので、収納場所は先に決めておきましょう。
■ ウエストタイプ(膨張式)
特徴: 腰に巻くコンパクトなタイプ。水に入ると膨らみます。
👍 良い点 とにかく軽くて邪魔になりません。
👎 注意点 自分で操作が必要なものや、意識がないと機能しないものがあります。👉 子どもには向きません。大人が短時間だけ使う場面に限定しましょう。
👟 マリンシューズは「脱げない」が最優先

ここは、ECoがいちばん声を大きくして言いたいところです。
ビーチサンダルは、川の中では一瞬で脱げます。
鼻緒に指をひっかけているだけなので、流れが横から当たれば足から離れます。
そして本当に怖いのは、脱げたそのあとです。
👉 流されたサンダルを追いかけて、子どもが深いほうへ入っていく。
👉 裸足になって、尖った石とガラス片の上を歩くことになる。
どちらも、そこから先が一気に危なくなります。

👉 川で履くものは「脱げないこと」がすべてです。
デザインも値段も、そのあとの話だとおもいます。

👣 川で使うならこの3点!!
■ かかとストラップ付きサンダル
特徴: かかとをベルトで固定するタイプ。着脱が楽で、水抜けも良いです。
👍 良い点 脱ぎ履きが早く、キャンプサイトでもそのまま歩けます。
👎 注意点 つま先が開いているタイプは、石に指をぶつけます。つま先が覆われた形を選びましょう。
■ ウォーターシューズ(スニーカー型)
特徴: 靴下のように足を包む、ソールの厚い水陸両用シューズです。
推しポイント: 川遊びには一番向いています。滑りにくく、脱げにくく、足裏を守れます。
こんなキャンパーにおすすめ:
👉 岩場のある川に行く方
👉 子どもが走り回るタイプのご家庭
■ ラッシュガード
特徴: 水着の上から着る長袖のウェアです。
推しポイント: 日焼け対策になるだけでなく、👉 岩で肌を擦りむくのを防いでくれます。そして体が冷えにくくなるので、遊べる時間が伸びます。
⚠️ 道具より大事な、大人の4つの約束

ここが一番お伝えしたいところです。装備をそろえても、大人の行動が伴わないと意味がありません。
約束① 目を離さない。スマホを見ない
子どもが溺れるとき、映画のように大声で助けを呼ぶことはほとんどありません。静かに沈みます。
👉 「声がしないから遊んでいる」ではなく、「見えていないから危ない」と考えてください。
約束② 大人も必ずライフジャケットを着る
助けに入った大人が流される事故が、毎年起きています。
👉 助ける側が浮いていなければ、二重事故になります。
約束③ 遊ぶ範囲を、最初に決めて共有する
「あの岩から、あの木まで」と、目印で決めます。
子どもに口で説明するだけでなく、実際に一緒に歩いて確認すると伝わります。
約束④ 増水のサインが出たら、議論せず上がる
水が濁る、流木が流れてくる、水音が大きくなる、雨が降り出す。
👉 このどれかが出たら、その場で終了です。「もう少しだけ」は通用しません。
「なくても大丈夫だったよぉ」とお子さんに言われるくらいで、ちょうどいい
一日中なにも起きずに終わったなら、それは大げさだったのではなく、うまくいったということです。
川の事故は、一瞬の油断で起こります。ほんの数秒、目を離したその間です。
ECoはこれまで、準備しすぎて後悔したことは一度もありません。
着せすぎるくらいで、ちょうどいいとおもっています。
🌊 安全をそろえて、家族の水遊びへGo!!
安全の準備ができたら、次は思い出の残し方です。詳しくはこちら「水遊びの撮影はスマホの防水ケースで十分楽しい!!」
いかがだったでしょうか??
川遊びは、ファミキャンの中でも子どもの記憶に一番残る時間だとおもいます。
だからこそ、装備で守れる部分はしっかり守っておきたいですね。
ライフジャケットは、桜マークと、体重に合ったサイズと、股ベルト。この3つを押さえれば選べます。
そして忘れてはいけないのが、大人も着るということ。ここが一番見落とされがちなポイントです。
まずはお子さんの今の体重を測るところから始めてみましょう!!
そして「安全に、楽しく」。この順番だけは、どうか間違えないでください。
安全がそろっているからこそ、思いきり遊ばせてあげられます。

きっと今年の夏が、もっと安心して楽しめますよ🌞🌞
【この記事で参考にした資料】国土交通省「河川水難事故防止ポータルサイト」/消費者庁「子どもを事故から守る!」/海上保安庁・警察庁の水難事故統計
数字は執筆時点のものです。おでかけ前に、最新の情報とその川のルールをご確認ください。
これからもECOutdoor!!では、皆さんにとって楽しく、役に立つような情報を発信したいとおもいます!!
皆さんがより楽しく、Ecoなアウトドアライフのお役に立てれば幸いです。では!


