- 🔴 いちばんの近道は、ペダルなしで「けって進む」ことから。補助輪から始める必要はありません
- 最初の1台は、ストライダー(ペダルなし)かへんしんバイク(ペダル後付け)がおすすめ。ECo家は、へんしんバイクで補助輪を使わずに乗れるようになりました。手持ちの自転車なら、ペダルを外しても同じ練習ができます
- 始める目安は年齢ではなく、サドルに座って、両足の裏が地面につくか。まずはサドルを下げてください
- 🔴 ヘルメットは、年齢に関係なく努力義務です(道路交通法)。長袖・長ズボン・手袋も
- 親はサドルを持たない。持つなら体を支えて、手を離すときは黙って離さない
- 🔴 公道に出る前に教えるのは5つ。自転車は車道が原則/13歳未満は歩道を通れる/歩道では車道寄りを徐行/一時停止/夜はライト
- 練習は1日20分まで。長くやると、親も子も嫌になります
まずは、ペダルなしで、両足の裏がつく高さから始めてみてください。
こんにちは!
キャンプ歴は12年目になりましたが、まだまだ半人前のファミリーキャンパーのECoといいます!!
家族4人(妻、子供(長男:中学生、長女:小学生))、首都圏近郊のよくあるベッドタウンでマンション住まい。 趣味と生活スタイルがマッチしたエコなアウトドアライフを目標に、日々研究の毎日です 😄
春と秋は、自転車の練習の季節です。暑すぎず寒すぎず、動きやすい服で練習できて、続けやすい。1年でいちばん向いた時期だと思います。
ただ、いざやってみると、これがうまくいきません。後ろを押さえて走り回って、親が先に疲れる。子どもは泣く。週末が1つ、まるごと消えるということが起こります。
この記事は、できるだけ短い時間で、安全に乗れるようになるやり方の話です。そして、乗れるようになったあとに必ず教えてほしい交通ルールも書いておきます。
いつから始めるか
年齢より「足の裏が地面につくか」
3歳だから、5歳だから、という話ではありません。見るのは1つだけです。サドルに座って、両足の裏がぺたんと地面につくか。
つま先しかつかない状態だと、こわくて足を出せません。まずサドルを、いちばん下まで下げてください。それでつかないなら、その自転車はまだ大きいです。
春と秋が向いている理由
3つあります。暑さで疲れにくいこと。厚着にならず、体が動かしやすいこと。そして、外で過ごしやすく、週末の練習を続けやすいこと。秋は日が短くなるので、練習は明るい時間に済ませましょう。
真夏は暑くて続きません。真冬は厚着で動きにくく、路面も冷たい。春と秋が、練習にはいちばんいい季節です。
焦らなくて大丈夫です
まわりの子が乗れていると、つい焦ります。でも、乗れるようになる時期には、かなり幅があります。
うまくいかない日は、やめてかまいません。数か月あけたら、あっさり乗れたという話は、本当によく聞きます。体の準備ができていなかっただけです。
🚲 最初の1台は、ストライダーかへんしんバイクがおすすめ
ECoが自転車デビューにくり返しおすすめしているのが、ストライダーとへんしんバイクです。
自転車に乗るというのは、ペダルをこぐことではなくバランスを取ること(このあと詳しく書きます)。この2台は、最初からペダルなしで、そのバランスだけを遊びながら覚えられるように作られています。
ストライダー(ペダルなし自転車)

ペダルもブレーキもない、足で地面を蹴って進む乗り物(ペダルなし自転車)の代表です。
- 12インチのスポーツモデル:対象年齢 1歳半〜5歳、重さ 約3kg
- シートの高さ:28.5〜47.5cm
- 価格:16,940円(税込・2026年10月6日に公式で確認)
- ブレーキはありません
👉 足がしっかり地面につくので怖がりにくく、遊びながら「バランスを取る」感覚が身につきます。
⚠️ ペダルなし自転車は、自転車ではなく遊具の扱いです。消費者庁は、道路や坂道では乗らない・ヘルメットをかぶる・子どもだけで遊ばないよう呼びかけています。乗るのは、公園などの安全な広場だけにしましょう。→ 消費者庁「ペダルなし二輪遊具による子どもの事故に注意!」
※ カードはブルーの例です。色は全7色あります。
※ ペダルを付けて自転車にもできるストライダー14x(対象年齢 3歳半〜7歳・29,700円・ペダルキットは別売)もあります。
へんしんバイク(ペダル後付け自転車)
最初はペダルを外したキックバイクとして練習し、乗れるようになったらペダルを付けて、そのまま自転車として乗れるタイプです。代表的なのがへんしんバイクです。
- へんしんバイク2:対象年齢 2〜5歳、12インチ
- へんしんバイクC14:対象年齢 3〜7歳、14インチ、サドルの高さ 36〜53cm、重さ 5.5kg(ペダルを付けると6.9kg)
ECo家は、へんしんバイクで、補助輪を使わずに自転車に乗れるようになりました。長男が乗ったものを、長女にお下がりで回しています。
※ 現行モデルは、公式サイトなどで購入できます。公式サイトによると、中古で出回っているものの多くは初代で、キックバイクだけで売られている場合も少なくないそうです。お下がりや中古を考えるときは、ペダルのしくみが付いているかを確かめてください。
どれにするか、3つで比べます
| ストライダー | へんしんバイク | 手持ちの自転車 | |
|---|---|---|---|
| 始められる目安 | 1歳半〜(12インチ) | 2歳〜(へんしんバイク2) | 両足の裏がつくサイズなら |
| ペダル | 付かない(14xは別売キットで付く) | 乗れたら付けて、そのまま自転車に | 外して、乗れたら戻す |
| 向いている家 | 小さいうちから、遊びながら始めたい | 1台で自転車デビューまで済ませたい(ECo家はこれ) | 追加の費用をかけたくない |
| 気をつけたいこと | ブレーキがない。乗れたら自転車を買い足す | ストライダーより重く、価格も高め | 左のペダルは逆ねじ。外すのは自転車店でも |
👉 手持ちの自転車でも、ペダルを外せば同じ練習ができます。サイズ(何インチか)の選び方は、このあとの「サイズと、そのあとのこと」から案内しています。
🔴 乗れるまでの4手順は「けって進む」ところから
補助輪から始めなくていい理由

補助輪つきで長く乗っていると、傾けてバランスを取るという動きを覚えません。だから、外した瞬間にまた一からになります。
自転車に乗るというのは、ペダルをこぐことではなくバランスを取ることです。だから、先にバランスだけを覚えてしまう。これがいちばんの近道です。
手順①|ペダルなしにして、サドルを下げる
ストライダーやへんしんバイクなら、ペダルが付いていない状態から始められます。
手持ちの自転車で練習するときは、ペダルを両方とも外します。工具は、ふつうのレンチかペダル用のもので外せます。自信がなければ、自転車店で外してもらってください。
🔴 左のペダルは、逆ねじ(反対に回す)になっています。ここを知らないと、締める方向に力をかけて外れません。
そして、サドルを両足の裏がべたっとつく高さまで下げます。低すぎるくらいでちょうどいいです。
手順②|地面を蹴って、歩くように進む
またがって、足で地面を蹴って進みます。最初は歩くくらいのゆっくりで大丈夫。ハンドルをまっすぐ持つことだけ伝えてください。
この段階では、バランスの話は一切しなくていいです。ただ、地面を蹴って進むだけ。子どもは、これを遊びだと思ってやります。
手順③|足を上げて、長く進む
慣れてきたら、蹴ったあと、足を地面から離して、どこまで進めるかをやってみます。「3秒数えられるかな」と言うと、子どもは喜んでやります。
ここが、いちばん大事な段階です。足を上げて5秒進めるようになったら、もう乗れたも同然です。
手順④|ペダルを付けて、こぐ
へんしんバイクはペダルを付けて、手持ちの自転車はペダルを戻して、サドルを少しだけ上げます。あとは、こぐだけ。バランスはもう取れているので、ここは驚くほど早く進みます。
ストライダー(12インチ)はペダルを付けられないので、ここで自転車を用意します。ペダルを付けられるストライダー14x(ペダルキットは別売)もあります。
最初のひとこぎだけ、親が背中を軽く押してあげると、すっと進みます。
どれくらいかかるか
子どもによりますが、②から③で2日から数日、③ができたら④は1日ということが多いです。
1日で全部やろうとしないでください。1日20分、週末に2日。これくらいのペースが、いちばん続きます。
練習場所の選び方
🔴 坂道では練習しない
ペダルなしで練習しているあいだ、止まる方法は足だけです。ストライダーには、ブレーキもありません。
消費者庁も、ペダルなし二輪遊具は坂道で乗らないよう呼びかけています。平らな場所で、足で蹴って進む練習をしましょう。→ 消費者庁「ペダルなし二輪遊具による子どもの事故に注意!」
舗装されていて、広いこと
砂利や土は、ハンドルを取られます。平らに舗装された場所を探してください。広さは、まっすぐ20メートルも進めれば十分です。
🔴 人と車が、入ってこない場所
これが最優先です。歩いている人がいる場所では、練習しないでください。まだ止まれないし、よけられません。
車が入ってくる場所も論外です。駐車場は、絶対にやめてください。
公園のルールを、確認する

意外と見落とされますが、公園によっては自転車の乗り入れが禁止されています。入口の看板を見るか、市や区のホームページで確認してください。
「交通公園」という、自転車の練習ができるよう作られた公園がある自治体もあります。信号や標識があって、ルールの練習にもなります。
親の立ち位置
🔴 サドルを持たない
後ろのサドルを持って走る。これが、いちばんよくあるやり方ですが、あまりうまくいきません。
理由は2つ。親が支えているあいだは、バランスを覚えないこと。そして、親が先に疲れることです。
ペダルなしで始めるやり方なら、そもそも支える必要がありません。支えるとしても、サドルではなく、子どもの体を軽く。
手を離すときは、黙って離さない
よくある場面です。こっそり手を離して、子どもが気づいて転ぶ。そして「だまされた」と思って、次からこわがります。
離すなら、「いま離すよ」と言ってから離してください。信頼関係のほうが、1日ぶんの進歩より大事です。
声を、かけすぎない
「前を見て」「足を回して」「もっとまっすぐ」。一度にいくつも言われると、子どもは何もできなくなります。
言うことは、1回につき1つだけ。いちばん効くのは「遠くを見て」です。下を見ると、必ず曲がります。
🔴 1日20分まで
長くやると、親のほうが先にいらいらします。そして、それが伝わります。うまくいっていても、20分でやめる。
「もっとやりたい」で終わるのが、いちばんいい終わり方です。次もやりたくなります。
⚠️ 転ぶ前提で、備える
ヘルメットは、年齢に関係なく努力義務です
法律の話をしておきます。道路交通法が改正され、自転車に乗るときは年齢に関係なく、すべての人がヘルメットをかぶるよう努めなければならないことになっています。
練習のときも同じです。というより、練習のときこそ必要です。まだ止まれない子が、転ぶ前提で走っているのですから。
かぶり方も大事です。おでこが隠れる位置で、あごひもは指1本入るくらい。後ろにずれていると、意味がありません。
長袖・長ズボン・手袋
暖かい日は薄着になりがちですが、練習の日は長袖と長ズボンにしてください。転んだときに、ひじとひざをすりむきます。
手袋も、あるとかなり違います。とっさに手をつくので、手のひらをすりむくのがいちばん多いけがです。軍手でも十分です。
靴は、スニーカーで
サンダル、長靴、クロックスのようなもの。どれも、ペダルから滑ります。かかとのあるスニーカーにしてください。
ばんそうこうを、ポケットに
必ず、すりむきます。その場で貼れると、そこで練習が終わりません。ウェットティッシュも一緒に。
乗れたあとが、本番です

ここまでで、乗れるようになりました。でも、乗れることと、道を走れることは別です。
道路に出す前に、手続きと装備をそろえて、交通ルールを教える必要があります。防犯登録、自転車保険、ヘルメットのサイズ、ライト、鍵。ここは1本まるごと書いてあるので、そちらを読んでください。

練習中に、これだけは言っておく
手続きの話は上の記事にゆずるとして、練習の段階から言っておいたほうがいいことを3つだけ書いておきます。
1つめ、自転車は「車のなかま」だということ。歩く人のものではありません。これは、練習場所でも言えます。
2つめ、見えないところでは、必ず止まる。練習場所でも、角やものかげの手前では止まらせてください。体で覚えます。
3つめ、止まる練習です。進む練習はみんなやりますが、止まる練習はやりません。「ここで止まって」と言われて止まれるか。これができるまで、道路には出さないでください。
大人が一緒に走る期間を、必ず作る
乗れた翌日に、ひとりで道路へ。これは危ないです。しばらくは、必ず大人が一緒に走ってください。
前を走らせて、後ろから見る。ふらついたとき、止まれないときに、すぐ気づけます。
サイズと、そのあとのこと
サドルの高さは、毎年変わります
子どもは、1年で驚くほど背が伸びます。サドルが低いままだと、ひざが窮屈で、こぎにくくなります。
乗れるようになったら、つま先が地面につくくらいまで上げて大丈夫です。そのほうが、力が入って楽に進みます。
季節の変わり目に一度、サドルの高さを見直すと決めておくと、ちょうどいいです。
👉 最初の1台の選び方(補助輪付き・ペダルなし・ペダル後付け)と、身長ごとのサイズの目安はこちらです👇

お下がりで、回せます
子どもの自転車は、数年で乗り換えることになります。きょうだいがいるなら、回すのが前提で手入れをしておくと、家計がまるで変わります。
ECo家も、へんしんバイクを長男から長女へお下がりで回しています。

乗り始めの点検も、一緒に
しばらく置いていた自転車は、空気が抜け、ブレーキが効かなくなっていることがあります。練習の前に、一度見てください。
👉 しばらく置いていた自転車の点検は、こちらで詳しく書く予定です:3か月ぶりの自転車を、安全に乗り出す手順(2/22公開予定)
- ストライダーやへんしんバイクで、ペダルなしから始めると、補助輪のときより圧倒的に早いです
- サドルをいちばん下まで下げる。これだけで、子どものこわさが減ります
- 親がサドルを持たないと決めたら、こちらも疲れなくなります
- 1日20分まで。「もっとやりたい」で終わるのが、次につながります
よくある質問
Q. 何歳から始められますか?
A. 年齢ではなく、サドルに座って両足の裏が地面につくかで判断してください。つかないなら、まだ早いか、自転車が大きすぎます。
Q. 補助輪は、いらないのですか?
A. なくても進められます。補助輪つきで長く乗ると、バランスを取る動きを覚えません。ペダルなしで始めるやり方(ストライダー・へんしんバイク、または手持ちの自転車のペダルを外す)のほうが、結果的に早いことが多いです。
Q. ストライダーとへんしんバイク、どちらがいいですか?
A. 1台で自転車デビューまで済ませたいなら、へんしんバイクです。ECo家はへんしんバイクで乗れるようになり、長男から長女へお下がりで回しています。1歳半ごろから遊びで始めたいなら、軽いストライダー。乗れたら、自転車を買い足します。
Q. ペダルを外すのが、こわいです
A. ストライダーやへんしんバイクなら、ペダルを外す作業そのものがいりません。手持ちの自転車なら、自転車店でやってもらえます。戻すときも一緒にお願いすれば安心です。左のペダルは逆ねじなので、無理に回さないでください。
Q. 子どもがこわがって、やりたがりません
A. やめていいです。無理にやらせると、自転車そのものを嫌いになります。数か月あけて、また誘ってみてください。
Q. 何日くらいで乗れますか?
A. 子どもによりますが、週末2日で足を上げて進めるようになり、次の週末にペダルを付けて乗れるというのが、よくあるペースです。
Q. どこで練習すればいいですか?
A. 舗装されていて、広くて、人と車が入ってこない場所。坂道は使わないでください。公園は、自転車の乗り入れができるか確認してください。
Q. 歩道を走らせてもいいですか?
A. 13歳未満は歩道を通行できます。ただし、車道寄りを徐行し、歩行者のじゃまになるときは一時停止。ここは必ずセットで教えてください。
Q. ヘルメットは、絶対に必要ですか?
A. 年齢に関係なく、努力義務になっています。罰則の有無にかかわらず、練習中こそ必要です。まだ止まれない子が走っているのですから。
Q. 乗れるようになったら、すぐ道路に出ていい?
A. まだ早いです。止まる、よける、後ろを振り返る。この3つができるようになってからにしてください。しばらくは、必ず大人が一緒に。
まとめ|ペダルなしで、けって進むところから
まとめます。
自転車に乗るというのは、こぐことではなくバランスを取ることです。だから、先にペダルなしで、バランスだけを覚える。これがいちばんの近道です。最初の1台は、ストライダーかへんしんバイクがおすすめです。
手順は4つ。①ペダルなしにしてサドルを下げる ②地面を蹴って進む ③足を上げて長く進む ④ペダルを付けてこぐ。③ができたら、もう乗れています。
親はサドルを持たない。声は1回に1つだけ。そして1日20分まで。「もっとやりたい」で終わるのが、いちばんいい終わり方です。
🔴 ヘルメットは、年齢に関係なく努力義務です。長袖、長ズボン、手袋、スニーカー。転ぶ前提で用意してください。
🔴 そして、乗れたあとが本番です。止まる練習をして、しばらくは大人が一緒に走る。防犯登録・保険・ヘルメット・ライトの手続きは、別の記事にまとめてあります。
まずは、サドルをいちばん下まで下げるところから。それだけで、子どもの表情が変わります。
これからもECOutdoor!!では、皆さんにとって楽しく、役に立つような情報を発信したいとおもいます!!
皆さんがより楽しく、Ecoなアウトドアライフのお役に立てれば幸いです。では!


