- 勝負は帰宅後の「最初の24時間」です。ここの扱い方だけで、ギアの寿命は何年も変わります。
- 8月は1日で黒い点(カビ)が出ます。カビに必要な水分・温度・栄養が夏の室内にはすべてそろっているからです。「明日やろう」が夏だけは通用しません。
- やることは3つ。①まず全部を袋から出す ②テントとタープは「立てて」乾かす ③濡れたグランドシートを最優先で処理。カビに塩素系漂白剤は使わないでください。
こんにちは!
キャンプ歴は12年目になりましたが、まだまだ半人前のファミリーキャンパーのECoといいます!!
家族4人(妻、子供(長男:中学生、長女:小学生))、首都圏近郊のよくあるベッドタウンでマンション住まい。 趣味と生活スタイルがマッチしたエコなアウトドアライフを目標に、日々研究の毎日です 😄
8月も終わりが見えてきました。夏キャンプを何回か楽しんだあとの、いわゆる 夏じまい の時期ですね。
そしてこの時期、こんなことになっていませんか??👇
- 帰ってきてから、まだ一度も収納袋を開けていない
- 寝袋がなんとなく汗くさいけれど、洗い方が分からず放置している
- 次に出したときに、テントに黒い点々が出ていたことがある
- クーラーボックスを開けたら、変なにおいがした
👉 夏のギアは、春や秋よりも確実に傷みます。汗と、水と、砂と、高い気温がそろっているからです。
逆に言うと、帰宅後の 最初の24時間 の扱い方だけで、ギアの寿命は何年も変わります。
そこで今回は、夏キャンプのあとにやるべき手入れの手順を、ギア別の洗い方とマンション住まいの収納術まで含めて、初心者パパさん向けにまとめました!!
🧺 夏キャンプのギアは、他の季節より確実に傷みます

まず、なぜ夏だけ特別なのかを押さえておきましょう。理由は3つあります。
汗と皮脂が寝袋とマットに残る
夏は薄着で寝るので、肌が直接寝具に触れる時間が長くなります。
汗と皮脂は、それ自体が汚れであると同時に、カビと雑菌のえさになります。
👉 「今回は1泊だけだから」と思ってそのまましまうと、次に開けたときのにおいの原因になります。
濡れたまま袋に入れた24時間でカビは始まる
カビが増えるのに必要なのは、水分と、温度と、栄養です。
夏の室内は、この3つがすべてそろっています。真冬なら数日もつ状態でも、8月は1日で黒い点が出ることがあります。
👉 「明日やろう」が、夏だけは通用しません。
砂と泥はファスナーとポールを壊す
海や川で遊んだあとの砂は、繊維のすき間に入り込みます。
その砂がファスナーの歯を削り、ポールの継ぎ目に入って抜けなくなります。
👉 カビは掃除で戻せますが、ファスナーが壊れると修理か買い替えです。実は砂の方が高くつきます。
⏱️ 帰宅後24時間でやる3つのこと
完璧な手入れは、正直しんどいです。ここでは「これだけはやる」の3つに絞ります。
① まず全部、袋から出す
洗わなくていいので、とにかく出します。
収納袋の中は空気が動かないので、少しの水分でも逃げ場がありません。
👉 玄関に広げるだけでも、翌朝の状態がまったく違います。
② テントとタープは「立てて」乾かす
ベランダの手すりに掛けるだけでは、重なった部分が乾きません。
物干し竿を2本使って山型に掛けるか、室内で軽く立ち上げると、内側にも風が通ります。
👉 特に乾きにくいのは、フライシートの裏と、インナーの床面の四隅です。ここを意識して広げましょう。
③ 濡れたグランドシートを最優先で処理
地面に接していたシートは、泥と水を一番多く持ち帰っています。
ここを放置すると、収納袋の中で他のギアにカビを移します。
👉 帰宅したらまずグランドシート。これを習慣にすると、他のギアが助かります。
| <ギア> | <放置した場合> | <帰宅後にやること> | <目安時間> |
|---|---|---|---|
| グランドシート | カビの発生源になる | 拭いて広げて乾かす | 最優先 |
| テント・タープ | 黒カビ・防水性能の低下 | 立てて乾かす | 24時間以内 |
| 寝袋 | におい・保温力の低下 | 風を通す(洗うのは月1回で可) | 24時間以内 |
| マット | カビ・べたつき | 拭いて乾かす | 24時間以内 |
| クーラーボックス | におい・ぬめり | 中性洗剤で洗い、開けて乾かす | 当日 |
🧼 ギア別の洗い方

ここからは、もう一歩踏み込んだ手入れです。毎回やる必要はありません。夏の終わりに1回で十分です。
同じ夏キャンプの話を、こちらでも書いています。よかったらあわせてどうぞ!!


🧽 夏の汚れが残りやすい5点はこう洗う!!
■ テント・タープ
洗剤は基本的に使いません。水に濡らした柔らかい布で、汚れた部分だけを拭きます。
洗濯機に入れると、防水加工のコーティングが剥がれてしまいます。
👍 やること 泥はねを拭く/ファスナーの砂を落とす/完全に乾かす
👎 やってはいけないこと 洗濯機で回す/漂白剤を使う/直射日光に何日も当てる
👉 直射日光は生地を傷めます。乾かすのは風通しの良い日陰が正解です。
■ 寝袋
夏に一番においが出るギアです。
化繊の寝袋なら、洗濯表示を確認したうえで洗える製品が多いです。ダウンの場合はダウン専用の洗剤を使うか、専門店に出します。
👉 洗ったあとの乾燥が最重要です。中の綿やダウンが濡れたままだと、そこからにおいが再発します。丸1日以上かけて、完全に乾かしてください。
👉 収納のコツは 圧縮したまましまわない こと。付属の小さい袋は持ち運び用です。家では大きめの袋に、ふんわり入れて保管しましょう。
■ マット
インフレータブルマット(自動膨張式)は、バルブを開けたまま拭いて乾かします。内部に湿気が残るとカビの原因になります。
クローズドセル(折りたたみ式の銀マットタイプ)は、水を弾くので手入れが楽です。拭いて乾かすだけで済みます。
👉 夏に手入れの手間を減らしたいなら、クローズドセルは有力な選択肢です。
■ クーラーボックス
夏に一番においが出やすい場所です。食材の汁と、溶けた氷の水が底に残るからです。
中性洗剤で洗い、しっかりすすいで、蓋を開けたまま完全に乾かします。
👉 においが取れないときは、重曹を溶かした水を入れて一晩置くと和らぎます。
👉 保管するときは 蓋を少し開けたまま が鉄則です。閉めて置くと、次に開けたときに必ずにおいます。
■ 調理器具(メスティン・ダッチオーブンなど)
アルミのメスティンは、酸性・アルカリ性の洗剤を避けて、中性洗剤とスポンジで洗います。
鉄のダッチオーブンは、洗ったあとに火にかけて水分を飛ばし、薄く油を塗ってから保管します。夏は特に錆びやすいので、この一手間を省かないでください。
🍄 カビが生えてしまったら
黒い点が出てしまっても、諦める必要はありません。ただし、完全には戻らないことは先にお伝えしておきます。
✔ 生地のカビ 中性洗剤で優しく叩く
濡らした布に薄めた中性洗剤を含ませ、こすらずに叩くように汚れを移します。
ゴシゴシこすると、防水コーティングごと剥がれてしまいます。
⚠️ 塩素系漂白剤は使わない
カビには効きますが、テントやタープの生地の色を抜き、撥水加工を壊します。
👉 「落ちたけれど雨が浸みるようになった」では本末転倒です。
✔ 落ちきらない黒い点は、色素の跡です
カビの菌が死んでも、色素は残ります。ここは受け入れるしかない部分です。
👉 だからこそ、生やさないことが唯一の対策になります。手入れは「治す」ではなく「防ぐ」ためのものです。
📦 マンション住まいの収納で気をつける3つのこと
戸建てと違って、マンションには「風の通る土間」がありません。ここが一番の悩みどころです。
① 押し入れの床に直置きしない
床に近いほど湿気がたまります。すのこや棚板を1枚はさむだけで違います。
② 密閉コンテナに「乾ききっていないもの」を入れない
コンテナは便利ですが、湿気の逃げ場がありません。乾燥が不十分なギアを入れると、カビを培養することになります。
③ 年に2回、開けて風を通す
夏の終わりと、冬の終わり。この2回だけでいいので、全部出して半日風に当てます。
👉 このとき、次のシーズンに使う道具の点検も一緒にできるので一石二鳥です。
🧺 手入れを味方にして、来シーズンもキャンプへGo!!
いかがだったでしょうか??
ギアの手入れは、正直あまり楽しい作業ではありません。
それでも、夏のキャンプ道具は放っておくと本当に傷みます。汗と水と暑さがそろう季節だからです。
帰宅した日にまず袋から出す。夏の終わりに1回だけしっかり洗う。この2つを守るだけで、お気に入りのギアは何年も長く使えます。
そして長く使えるということは、買い替えを減らせるということ。これはまさにエコなアウトドアライフそのものだとおもいます。
まずは今、収納袋に入りっぱなしのギアを1つ出すところから始めてみましょう!!
きっと来シーズンのキャンプがもっと楽しくなりますよ🌞🌞
これからもECOutdoor!!では、皆さんにとって楽しく、役に立つような情報を発信したいとおもいます!!
皆さんがより楽しく、Ecoなアウトドアライフのお役に立てれば幸いです。では!

