- 冷やすのは「首・脇の下・脚の付け根」の3か所。太い血管が皮膚の近くを通っていて、冷えた血液が全身をめぐるからです。中でも首は、服を脱がずに冷やせる唯一の場所です。
- おでこを冷やしても体温は下がりません。冷却シートは気持ち良さのためのもので、そこには太い血管がありません。
- 冷感グッズは水分補給の代わりにはなりません。とくに「冷たい」と言えない年齢のお子さんには、直接肌に当て続けないよう気をつけてください。
こんにちは!
キャンプ歴は12年目になりましたが、まだまだ半人前のファミリーキャンパーのECoといいます!!
家族4人(妻、子供(長男:中学生、長女:小学生))、首都圏近郊のよくあるベッドタウンでマンション住まい。 趣味と生活スタイルがマッチしたエコなアウトドアライフを目標に、日々研究の毎日です 😄
お盆真っ盛り。1年で一番暑い時期のキャンプですね。
涼しいキャンプ場を選んで、タープで日陰を作って、扇風機で風を送る。ここまでやっても、まだ暑い日があります。
こんな場面、ありませんか??👇
- 日陰にいるのに、子どもの顔が真っ赤になっている
- 設営を終えたころには、パパさんがすでにバテている
- 扇風機の前から子どもが動かなくなってしまった
- 「暑い、帰りたい」と言われて、その日の予定が全部崩れた
👉 場所と日陰と風で対処しきれないとき、最後に残る手段が 体を直接冷やす ことです。
空気を冷やすのではなく、体の一部を冷やす。この発想に切り替えると、猛暑日のキャンプはずいぶん楽になります。
そこで今回は、どこを冷やすと効くのかという理屈から、ネッククーラーの種類ごとの違い、選び方、そして子どもに使うときの注意点まで、初心者パパさん向けにまとめました!!
🌡️ 冷やすべき場所は「太い血管が通っているところ」

やみくもに冷やしても、体温はなかなか下がりません。効率よく冷やすには場所があります。
首・脇の下・脚の付け根 この3か所
この3か所は、太い血管が皮膚の近くを通っています。
ここを冷やすと、冷えた血液が体を巡って、全身の体温を下げてくれます。
👉 中でも 首 は、服を脱がずに冷やせる唯一の場所です。だからネッククーラーという商品が存在しています。
⚠️ おでこを冷やしても、体温は下がりません
冷却シートをおでこに貼るのは、気持ち良さのためです。
太い血管がないので、体温を下げる効果はほとんど期待できません。
👉 熱中症が疑われる場面で「おでこを冷やしたから大丈夫」と判断するのは危険です。冷やすなら首と脇の下です。
🧊 ネッククーラーは3種類あります
ひとくちにネッククーラーと言っても、仕組みがまったく違う3種類が売られています。ここを混同すると「思ったより効かない」ことになります。
① クールリング(PCM素材)
特徴: 28度前後で自然に凍る特殊な素材が入ったリング。冷蔵庫や水道水で凍らせて首に掛けます。
👍 良い点 電源が不要。結露が少なく、首に直接当てても冷たすぎません。子どもにも使いやすいタイプです。
👎 注意点 効果が続くのは30分から1時間ほど。気温が高いと溶けるのが早く、クーラーボックスがないと復活させられません。
👉 予備をもう1本クーラーボックスに入れておく。この2本運用が現実的な使い方です。
② 送風タイプ(首掛け扇風機)
特徴: 首に掛けて、ファンで風を送るタイプです。
👍 良い点 充電すれば長時間使えます。汗をかいた肌に風が当たると、気化熱で涼しく感じます。
👎 注意点 風を送るだけなので、気温そのものが高いと効果は限られます。そして髪の長い方は巻き込みに注意が必要です。
③ ペルチェ式(金属プレートで冷やす)
特徴: 電気で金属プレートを冷やし、首に直接当てるタイプです。
👍 良い点 3種類の中で一番はっきり冷たさを感じられます。バッテリーがあれば冷たさが復活します。
👎 注意点 重く、価格も高めです。そして冷たい金属を長時間肌に当て続けると、低温やけどの恐れがあります。連続使用は避けましょう。
| <タイプ> | <冷やす仕組み> | <持続> | <電源> | <向いている人> |
|---|---|---|---|---|
| クールリング | 素材が溶けるときに熱を奪う | 30分〜1時間 | 不要 | 子ども・手軽に使いたい方 |
| 送風タイプ | 風で汗を蒸発させる | 数時間 | 充電 | 設営など動き回る方 |
| ペルチェ式 | 電気で金属を冷やす | 数時間 | 充電 | とにかく冷たさが欲しい方 |
👉 ファミキャンで最初の1つを選ぶなら、電源のいらない クールリング が扱いやすいです。人数分そろえても負担が少ないのも理由です。
同じクーラーボックスの話を、こちらでも書いています。よかったらあわせてどうぞ!!


🛒 冷感グッズのおすすめ
ここからは実際の候補です。使う人と場面で選んでください。
❄️ 用途で選ぶならこの4点!!
■ 子ども用 クールリング(PCM)
特徴: 首のサイズに合わせた小さめのリング。水道水や冷蔵庫で凍らせて使います。
推しポイント: 電源が不要なので、子どもが自分で着けたり外したりできます。壊れる部品がないのも安心材料です。
こんなキャンパーにおすすめ:
👉 小学生以下のお子さんがいるご家庭
👉 人数分そろえたい方
■ 大人用 クールリング(PCM)
特徴: 大人の首まわりに合うサイズのリングです。
推しポイント: 設営中や調理中など、手がふさがっている時間にちょうど効きます。
👍 良い点 軽くて、着けていることを忘れます。
👎 注意点 溶けたら冷やし直しが必要です。クーラーボックスに予備を入れておきましょう。
■ 首掛け扇風機
特徴: 充電式のファンで、首元に風を送り続けます。
推しポイント: 設営や火起こしなど、汗をかきながら動く時間に強いタイプです。
こんなキャンパーにおすすめ:
👉 テントの設営に時間がかかる方
👉 調理を担当することが多いパパさん
■ 冷感タオル
特徴: 水に濡らして絞り、振ると冷たくなるタオルです。
推しポイント: 一番安価で、一番つぶしが効きます。首に巻く、脇に挟む、顔を拭く。使い方が自由です。
👉 川遊びのあと、子どもの体を拭くのにも使えます。1家族に2〜3枚あると便利です。
👶 子どもに使うときの3つの注意点

冷感グッズは便利ですが、子どもに使うときは大人と同じ感覚で使わないでください。
① 冷たすぎるものを、直接肌に当て続けない
保冷剤をタオルに巻かずに首に当てると、短時間でも凍傷に近い状態になることがあります。
👉 冷凍庫でカチカチに凍らせた保冷剤は、子どもの首には使わないでください。使うならクールリングのように、溶ける温度が高い素材を選びます。
② 「冷たい」と言えない年齢に気をつける
小さいお子さんは、痛みや冷たさをうまく言葉にできません。
👉 大人が定期的に外して、肌の色を確認してあげてください。
③ 冷感グッズは、水分補給の代わりにはなりません
首を冷やすと体感は楽になりますが、汗で失われた水分と塩分は戻りません。
👉 「涼しそうにしているから大丈夫」と油断せず、飲み物を定期的に渡しましょう。
⚠️ ここまで出たら、冷やすより休む
顔が赤いのに汗が止まっている、返事がぼんやりしている、頭が痛いと言う。
👉 このどれかが出たら、涼しい場所へ移動して、首と脇の下を冷やしながら休ませてください。改善しないときは迷わず医療機関へ相談を。
📊 「気温」ではなく「暑さ指数」で判断する
天気予報の気温だけを見て「今日は33℃か、まあ大丈夫だろう」と判断するのは、実はかなり危ない見方です。体にこたえる度合いは、気温だけでなく湿度と日射で大きく変わるからです。
■ 暑さ指数(WBGT)という目安があります
環境省が公開している暑さ指数(WBGT)は、湿度・日射・気温をまとめて数値にしたものです。運動の場面では、おおよそ次のように使われています。
- 31以上(危険) …… 運動は原則中止。外遊びは見送る判断を
- 28〜31(厳重警戒) …… 激しい運動は中止。こまめに休憩と水分
- 25〜28(警戒) …… 積極的に休憩を入れる
- 21〜25(注意) …… 熱中症の危険は小さくなりますが、水分補給は必要
大事なのは、湿度が高い日は、気温が同じでも指数が跳ね上がるという点です。30℃でも湿度80%の日は、35℃で乾いている日より危険なことがあります。「今日は気温が低いから平気」という感覚が、一番危ない思い込みです。
暑さ指数は、環境省の熱中症予防情報サイトで地域ごとに毎日公表されています。出発前と、キャンプ場に着いたあとの2回チェックするだけで、その日の遊び方が決められます。
⚠ 子どもは、大人より高い気温のなかにいます
もうひとつ、親が絶対に知っておきたいのが地面からの高さです。夏の日中、アスファルトや砂利の表面温度は50℃を超えることがあり、その熱は上に向かって放たれています。
大人の顔の高さが150cmだとして、身長90cmの子どもの顔は地面から70cmほど。ここでは、大人が感じている気温より2〜3℃高い空気のなかにいることになります。ベビーカーの中や、抱っこひもの位置は、さらに条件が厳しくなります。
つまり、親が「暑いな」と感じたときには、子どもはすでにかなり暑いということ。大人の体感を基準にしないで、子どもの高さにしゃがんで空気を確かめる。これだけでも判断が変わります。
💧 水分は「量」と「タイミング」で決めておく
冷やす道具をそろえても、水分が足りていなければ意味がありません。とはいえ「こまめに飲ませましょう」だけでは、現場で何をすればいいのか分かりません。目安を決めてしまうのがおすすめです。
■ のどが渇く前に、決まった間隔で
遊びに夢中になっている子どもは、のどの渇きを訴えません。だから時間で区切るのがいちばん確実です。目安は、暑い日なら15〜20分ごとにコップ1杯(100〜200ml)。タイマーをかけて、鳴ったら全員で飲む、というルールにすると忘れません。
一度に大量に飲むより、少しずつ何度も飲むほうが体に吸収されます。ジャグとコップをテントの入口に置いておいて、通るたびに一口飲む。この動線をつくると、自然に回数が増えます。
■ 汗をかいたら、水だけでは足りません
汗で失われるのは水分だけではなく、塩分(ナトリウム)も一緒に出ていきます。ここで水やお茶だけを大量に飲むと、体の塩分濃度が下がって、かえって具合が悪くなることがあります。
- 麦茶・水 …… 普段の水分補給に。塩分は入っていません
- スポーツドリンク …… 汗をかいた日の水分補給に。糖分は多めです
- 経口補水液 …… 塩分と糖分の比率を吸収しやすく調整したもの。汗を大量にかいたとき、体調がすぐれないときに
汗だくで遊んだ日は、麦茶だけで済ませず、途中で1本は塩分の入ったものを入れる。塩分タブレットや梅干しでも構いません。ただし、経口補水液は日常的にがぶ飲みするものではないので、使いどころを絞るのがいいと思います。
⚠ おしっこの回数と色で、足りているか分かります
数字が測れない代わりに使えるのが、この観察です。おしっこの回数が減っている、色が濃い黄色になっているときは、水分が足りていないサインだと言われています。
キャンプ場では「そういえば、朝から一度も行っていないな」ということが起こりがちです。トイレに連れて行くタイミングを、水分補給とセットにしておくと確認しやすくなります。
そして、ぐったりしている・呼びかけへの反応が鈍い・水分を受けつけないといった様子があるときは、冷やしながらためらわずに医療機関へ。夏のキャンプ場は、病院まで距離があることも多いので、最寄りの救急病院を出発前に調べておくと安心です。
❄️ 冷やす道具を味方にして、猛暑の夏キャンプへGo!!
いかがだったでしょうか??
夏キャンプの暑さ対策は、場所選び、日陰、風、そして 体を直接冷やす の4段構えです。
前の3つをやり切っても暑い日はあります。そんなときに効くのが、今回ご紹介した冷感グッズです。
ポイントは、冷やす場所を 首・脇の下・脚の付け根 に絞ること。そして子どもには冷たすぎるものを使わないこと。
家族全員が笑顔で帰れるかどうかは、この小さな道具にかかっているかもしれません。
まずはクールリングを人数分そろえるところから始めてみましょう!!
きっとキャンプがもっと楽しくなりますよ🌞🌞
これからもECOutdoor!!では、皆さんにとって楽しく、役に立つような情報を発信したいとおもいます!!
皆さんがより楽しく、Ecoなアウトドアライフのお役に立てれば幸いです。では!


