- いちばん危ないのはブレーキゴムです。硬くなると、見た目は減っていないのに止まらなくなります。判断は簡単で、爪を立てて跡が付かないほど硬ければ交換。千円台で止まる性能が戻ります。
- 夏はチェーンの油が流れ落ちます。高温でさらさらになったところに夕立がかかると、一気にサビます。注油の前に、必ず古い油と砂を拭き取ってください。順番が逆だと汚れの上に油を重ねるだけです。
- いちばん効くのは「置き場所を変える」こと。紫外線がゴムとプラスチックを固くするので、日陰に移すかカバーをかけるだけで傷み方が変わります。
こんにちは!
キャンプ歴は12年目になりましたが、まだまだ半人前のファミリーキャンパーのECoといいます!!
家族4人(妻、子供(長男:中学生、長女:小学生))、首都圏近郊のよくあるベッドタウンでマンション住まい。 趣味と生活スタイルがマッチしたエコなアウトドアライフを目標に、日々研究の毎日です 😄
夏のあいだ、自転車は乗る人より先に 置いてある時間 のほうが長いです。
さっそくですが、こんなことに心当たりはありませんか?👇
- 久しぶりに乗ったら、タイヤがぺしゃんこになっていた
- チェーンが赤茶色になって、こぐたびに音が鳴る
- サドルの表面がひび割れて、ボロボロはがれてきた
👉 「夏のあいだに、自転車が勝手に傷んでいる」問題
冬より夏のほうが自転車は傷みます。理由は3つ。
- 紫外線がゴムとプラスチックを固くする
- 高温でチェーンの油が流れ落ちる
- 夕立とゲリラ豪雨で、乾く前にまた濡れる
今回は 👉 猛暑で何がどう傷むのか、どこを見ればいいのか を整理します!!
☀️ 紫外線でいちばん先に傷むのは「ゴム」です

自転車でゴムが使われているのは、タイヤ・ブレーキゴム・グリップ・サドルの表面です。
- タイヤの側面に、細かいひび割れが出る
- ブレーキゴムが硬くなって、効きが落ちる
- グリップがベタつく、または粉をふく
👉 とくに危ないのがブレーキゴムです。硬くなると、見た目は減っていないのに止まらなくなります。
判断のしかたは簡単で 👉 爪を立ててみて、跡が付かないほど硬ければ交換です。
■ ブレーキシュー(交換用)
特徴: ブレーキのゴムだけを交換する部品です。
推しポイント: 千円台で、止まる性能がまるごと戻ります。自転車の部品の中で、いちばん費用対効果が高い交換かなと思います。
注意点: 👉 車種によって形が違います。今付いているものを外して、お店に持って行くのが確実です。
👉 ゴムの劣化は、見た目で分かります。白っぽく粉をふいたようになっていたり、細かいひび割れが出ていたり、指で押すと硬く感じたり。新品のゴムは、しっとりして弾力があります。比べてみると、違いがはっきり分かります。
🔥 夏はチェーンの油が「流れて」いきます

高温になると、チェーンの油はさらさらになって落ちていきます。そこに夕立の水がかかると、あっという間にサビが出ます。
- ペダルを逆回転させて、ジャリジャリ音がしたら油切れ
- チェーンが赤茶色なら、もうサビています
- 注油の前に、必ず古い油と砂を拭き取る
👉 順番が逆だと、汚れの上に油を重ねるだけになります。ここだけは守ってください。
夏は 👉 月1回 のペースで見てあげると、秋に慌てずに済みます。
→詳しくはこちら「初心者が始めるクロスバイクのメンテナンス、何から始める??」
🧴 チェーンオイルの「夏用」と「冬用」
夏に油が流れる話をしましたが、オイルには性格の違うものがあります。ここを知っておくと、季節ごとの対処が決まります。
大きく2種類あります
- ドライタイプ:さらさらしていて、汚れがつきにくい。ただし雨で流れやすく、持ちが短いです
- ウェットタイプ:粘りがあって、流れにくい。ただし汚れを集めやすく、黒くなります
季節での使い分け
- 夏:高温で油がさらさらになり、流れます。汗と雨も加わるので、頻度を上げるか、ウェット寄りにする
- 秋(乾いた季節):ドライタイプがいちばん快適です。汚れが少なく、走りも軽い
- 冬:結露と凍結防止剤にさらされるので、ウェットタイプ
- 梅雨:ウェット一択です
👉 1本で通すなら、ウェット寄りのものが無難です。汚れは拭けば済みますが、油が切れた状態で走ると、チェーンとギアが削れます。
塗り方のコツ
- 塗る前に、古い油と汚れを拭き取る:上から重ねるだけだと、汚れを閉じこめます
- 1コマずつ、上側に1滴
- ペダルを10回ほど回して、なじませる
- 余分を、もう一度しっかり拭き取る:ここをさぼると、砂を集めて逆に削れます
👉 「塗ったあとの拭き取り」が、いちばん大事です。チェーンの表面はきれいで、内側だけに油が残っている。これが正しい状態です。
👎 そして、浸透潤滑スプレーをチェーンに使わないでください。固着したネジを緩めるためのもので、もともとの油を溶かして流してしまいます。その場では軽くなりますが、数日で元より悪くなります。
💨 空気は、夏がいちばん抜けます
気温が高いと、チューブから空気が抜けるスピードが上がります。
👉 空気が減ったまま走ると、段差でチューブがつぶれてパンクします。夏にパンクが増えるのは、暑さのせいだけではありません。
- 目安は2週間に1回
- 親指で強く押して、ほとんどへこまなければOK
- 入れたあと、側面のひび割れも一緒に見る
👉 空気を入れるついでに、タイヤを1周ぐるっと見る。これを習慣にすると、トラブルがぐっと減ります。
🏠 いちばん効くのは「置き場所を変える」ことです
ここまでの傷みは、ほぼ全部 👉 直射日光と雨 が原因です。
つまり、置き場所を変えるだけで大半が解決します。
| <置き場所> | <傷み方> |
|---|---|
| 屋外・日なた | 最悪。ゴムもサドルも1シーズンで劣化します |
| 屋外・日陰 | かなりマシ。ただし雨は避けられません |
| 屋根付き駐輪場 | ほぼ問題なし |
| 室内・玄関 | 理想。盗難の心配もなくなります |
👉 マンションで室内に入れるのは無理、と思われがちですが、意外と方法はあります。
→詳しくはこちら「クロスバイクの室内保管!!〜マンションのルールと壁掛けラックの選び方〜」
■ 自転車カバー(防水・紫外線対策)
特徴: 自転車をすっぽり覆うカバーです。
推しポイント: 屋外に置くしかない方には、これが最も安く効く対策です。千円台で、タイヤとサドルの寿命が変わります。
欠点: 風で飛ばされます。裾を絞れるタイプか、バックル付きを選んでください。
🌧 夏は、雨の降り方も自転車を傷めます
紫外線と暑さの話をしてきましたが、夏特有の雨も、じつはかなり効いています。
ゲリラ豪雨と、そのあとの高温
- 短時間に大量の水がかかります:普通の雨より、内部まで水が入ります
- そのあと、すぐ晴れて高温になります:水が乾く前に、金属が熱くなります
- この「濡れて、すぐ熱くなる」がいちばんサビを進めます
- ワイヤーの被覆の中や、ボルトの根元に、水が残ります
👉 だから、突然の雨に降られた日は、帰ってからひと拭きしてください。とくにチェーンと、ワイヤーの露出部分。5分で終わります。
駐輪場の水たまりも、地味に効きます
- 水たまりに、タイヤが半日浸かっていることがあります
- スタンドの接地部分が、常に濡れています:ここから錆びます
- 水はけの悪い場所は、避けて停めてください
夏の雨のあと、見ておく場所
- チェーン:油が流れているので、さし直してください
- ブレーキのリムとシュー:濡れていると、最初のひと握りが効きません
- ワイヤーの端:ほつれと錆び
- ボルトの頭:小さいので気づきませんが、固着すると外せなくなります
🗓 夏の点検を「9月にまとめてやる」という考え方
記事の最後に「夏の終わりに5分」とありますが、もう少し時間が取れるなら、9月がいちばんいい時期です。
なぜ9月なのか
- 夏の消耗が、全部出そろっています:紫外線、暑さ、雨、汗
- これから、秋の走りやすい季節が来ます:いちばん乗る時期の前に整えられます
- 自転車店が空いています:春と、新学期直前を過ぎたあとです
- 冬支度より先に、ここで一度リセットできます
9月に見ておく7か所
- ① タイヤの側面:ひび割れが出ていないか。夏の紫外線でいちばん傷むところです
- ② タイヤの溝:スリップサインが消えていないか
- ③ ブレーキシューの残り:溝がなくなっていたら交換です
- ④ チェーンの状態:茶色くなっていないか、油が残っているか
- ⑤ ワイヤーのほつれ:1本でもほつれていたら、切れる前触れです
- ⑥ グリップとサドル:べたついていたら、劣化しています
- ⑦ ライトの動作と、電池:9月から、暗くなるのが早くなります
👉 この7つを見て、気になるところがあれば店へ。自分でやるのは、空気を入れることと、チェーンに油をさすことだけで十分です。
費用の目安
- 点検だけ:2,000〜4,000円ほど
- ブレーキシュー交換:前後で2,000〜4,000円
- タイヤ交換:前後で工賃込み8,000〜15,000円
- チェーン交換:3,000〜6,000円
👉 まとめて依頼すると、店によっては割安になります。そして、ここで直しておくと、秋から冬にかけて安心して乗れます。
👎 逆に、夏の消耗を放置したまま冬に入るのがいちばんよくありません。冬は結露と凍結防止剤で、さらに条件が厳しくなります。傷んだ状態で冬を迎えると、春には修理費が本体価格に近づきます。
🧴 サビが出てしまったら、どこまで戻せるか
サビは、出た場所によって対応が変わります。
- ハンドル・カゴ・スポークの表面 👉 サビ取り剤で、かなり戻ります
- チェーン 👉 表面のサビは落とせます。伸びていたら交換
- ワイヤーの内部 👉 これはお店へ。ブレーキが効かなくなります
👉 見た目のサビより、ブレーキとギアのワイヤーのほうが大事です。レバーが重いと感じたら、それはサビのサインです。
🚴 走り方も、夏は変わります
道具の手入れに加えて、乗り方でも自転車の負担が変わります。
夏のアスファルトは、やわらかくなっています
- 路面温度は、気温より20℃以上高くなることがあります
- アスファルトが軟化して、タイヤに砂利や小石が刺さりやすくなります
- とくに、交差点の停止線あたりは荒れています:車のブレーキで、路面が削れているからです
- タイヤのゴムも柔らかくなって、異物を拾いやすくなります
👉 夏はパンクが増えます。空気圧を適正に保っておくことが、いちばんの予防です。
急ブレーキと急加速を減らしてください
- ブレーキシューが、熱で柔らかくなっています:いつもより早く減ります
- リムも熱くなっています:長い下り坂で、ブレーキをかけ続けるのは避けてください
- チェーンにも、負担がかかります
走る時間帯を変えるのが、いちばん効きます
- 朝の6時から8時:路面もまだ冷えていて、体もラクです
- 夕方の18時以降:ただし、路面はまだ熱を持っています
- ✕ 昼の11時から15時:自転車にも、人にもいちばん厳しい時間帯です
👉 「暑いから乗らない」も、立派な選択です。無理に走って、自分が熱中症になったり、自転車が傷んだりするくらいなら、涼しい時間まで待つほうがずっといいと思います。
👉 そして夏に乗らない期間があるなら、月に1回は空気を入れて、少し動かしてあげてください。置きっぱなしは、乗るより自転車を傷めます。
📅 夏の終わりに、5分だけ見てあげてください
- タイヤの空気とひび割れ
- ブレーキゴムの硬さと残り
- チェーンの音とサビ
- ライトの電池
- サドルとハンドルのゆるみ
👉 このうち1つでも「あやしい」と思ったら、9月の混む前にお店へ。新学期が始まると、自転車屋さんは一気に混みます。
→詳しくはこちら「クロスバイクの盗難対策|通勤通学で必須の鍵と防犯グッズ」
夏の終わりに手を入れて、秋を気持ちよく走りましょう!! 🚴🔧
いかがだったでしょうか??
最後に、この記事のポイントを振り返ります。
✅ 冬より夏のほうが自転車は傷みます。犯人は紫外線・高温・夕立
✅ いちばん危ないのはブレーキゴム。爪で跡が付かなければ交換
✅ 夏はチェーンの油が流れます。月1回、拭いてから注油
✅ 空気は2週間に1回。夏のパンクは空気不足が原因のことが多いです
✅ 効くのは置き場所。屋外なら、まずカバーを1枚
まずは タイヤを親指で押してみる ところから始めてみましょう!!
へこむようなら、それだけでもう手を入れる価値がありますよ🌞🌞
これからもECOutdoor!!では、皆さんにとって楽しく、役に立つような情報を発信したいとおもいます!!
皆さんがより楽しく、Ecoなアウトドアライフのお役に立てれば幸いです。では!


