- 防犯登録は法律で定められた義務です。任意ではありません。お店で買えばその場で終わりますが、ネット通販なら自分で手続きします。有効期間があるので、期限切れにも注意してください。
- 自転車保険は、自治体によって加入が義務になっています。すでに火災保険や自動車保険の特約で入っている可能性もあるので、まず確認を。家族全員が対象かも見てください。
- ヘルメットは「サイズ」が命です。頭囲を測って選び、あご紐は指1本ぶんの隙間で。そして親がかぶらないと、子どももかぶりません。
👇 このあと、「📝 ① 防犯登録は「義務」です」から「🔒 ⑦ 鍵の選び方と、盗まれたときの手続き」まで、7つの見出しで順に進みます。使っている道具も2点あげました。
こんにちは!
キャンプ歴は12年目になりましたが、まだまだ半人前のファミリーキャンパーのECoといいます!!
家族4人(妻、子供(長男:中学生、長女:小学生))、首都圏近郊のよくあるベッドタウンでマンション住まい。 趣味と生活スタイルがマッチしたエコなアウトドアライフを目標に、日々研究の毎日です 😄
先日、小学生の自転車の選び方をご紹介しました。今回はその続きで、 本体を買ったあとにやる手続き の話です。
実はここ、後回しにしてしまう方がとても多いんです。👇
- 防犯登録は聞いたことがあるが、義務なのかどうか知らない
- 自転車保険が必要と聞いたが、どこで入るのか分からない
- ヘルメットは買ったが、サイズが合っているか自信がない
- TSマークというシールを見たことがあるが、意味を知らない
👉 自転車は、子どもが 一人で公道に出る 最初の乗り物です。
だからこそ、装備と手続きは本体と同じくらい大事です。事故が起きてからでは、どれも間に合いません。
そこで今回は、自転車デビューの前に済ませておきたいことを、順番にご紹介します!!
📝 ① 防犯登録は「義務」です

法律で定められています
自転車の防犯登録は、法律により定められた義務です。任意ではありません。
根拠は「自転車の安全利用の促進及び自転車等の駐車対策の総合的推進に関する法律」の第12条第3項です。「自転車を利用する者は、その利用する自転車について(中略)防犯登録を受けなければならない」と書かれています。罰則はありませんが、守るべき決まりです。
👉 登録しておくと、盗難にあったときに警察のデータベースで照会できます。 そして職務質問を受けたときに、自分の自転車だと証明できます。
✔ お店で買えば、その場で終わります
販売店で買うと、購入と同時に手続きしてくれます。数百円の手数料がかかります。
👉 ネット通販で買った場合は、自分で手続きします。 自転車店に、自転車と保証書・販売証明書を持ち込んでください。
❓ 買っていないお店に持ち込んでも、登録できますか?
できます。新規の登録を受け付けているのは、「自転車防犯登録所」の看板を出している自転車店・スーパー・ホームセンターなどです。買ったお店でなくても、ここで登録できます。
持って行くものは、次の4つです(東京都の例)。
- 自転車本体
- 身分証明書(運転免許証・健康保険証など)
- 保証書か販売証明書(販売店名・商品名・車体番号が書いてあるもの)
- 登録料(東京都は660円、千葉県は700円。都道府県で違います)
👉 いちばん大事なのは保証書か販売証明書です。車体番号が書いてあるので、これがないと「自分の自転車」だと示せません。箱と一緒に捨ててしまわないでください。
受付のしかたはお店によって違うので、持ち込む前に電話でひと言確認しておくと確実です。
⚠️ 有効期間があります
防犯登録には有効期間があり、都道府県によって異なります。たとえば千葉県は、登録日から10年間です。
👉 期限が切れていると、盗難時の照会ができません。 子どもが小学生で登録して、高校生になっても同じ自転車、というときは要注意です。
そして 譲り受けた自転車は、登録し直す必要があります。 お下がりで回すときは、ここを忘れないでください。
- 千葉県警察「自転車の防犯登録について」(根拠の法律と条文・有効期間・手数料)
- 東京都自転車商防犯協力会「通信販売やインターネット等、他店で自転車を購入した場合」(持ち込みの持ち物)
同じ防犯登録の話を、こちらでも書いています。よかったらあわせてどうぞ!!

🛡️ ② 自転車保険を確認してください
自治体によっては加入が義務になっています
自転車で他人にけがをさせた場合、高額な賠償を命じられた事例があります。子どもが加害者になることもあります。
👉 たとえば神戸地裁(平成25年7月4日)では、夜に自転車で走っていた男子小学生が歩行中の女性とぶつかり、9,521万円の賠償が命じられました。女性は意識が戻らない状態になっています。
👉 多くの自治体で、自転車保険への加入が 義務 または 努力義務 とされています。国土交通省によると、令和6年4月1日の時点で34都府県が義務、10道県が努力義務です。東京都では、未成年の子どもが自転車に乗るとき、保護者が保険に加入させる義務があります。
お住まいの自治体のルールを、一度確認してください。
✔ すでに入っている可能性があります
ここが大事なところです。新しく契約する前に、いま入っている保険を見てください。
👉 火災保険や自動車保険の 個人賠償責任特約。 クレジットカードの付帯保険。会社の団体保険。
これらに含まれていることがよくあります。二重に入っても、賠償は重複して支払われません。
✔ 家族全員が対象かを確認する
個人賠償責任保険は、契約者本人だけでなく同居の家族まで対象になることが多いです。
👉 「子どもも対象か」を必ず確認してください。 ここが抜けていると意味がありません。
🔍 どこを見ればいいか ── 保険の種類ごとに
「入っているかもしれない」と分かっても、どこを見ればいいかで止まってしまう方が多いとおもいます。種類ごとに、見る場所をまとめます。
① 火災保険・自動車保険の「個人賠償責任特約」
- 見るもの:保険証券か、毎年届く「ご契約内容のお知らせ」。ネット契約なら、保険会社のマイページ
- 見る欄:「特約」の一覧。「個人賠償責任補償特約」「日常生活賠償特約」など、会社によって名前が少し違います
- 見る数字:その特約の保険金額(支払限度額)。1億円以上がひとつの目安です
- 👉 自動車保険に付けている場合、車を手放して解約すると、特約も一緒に消えます
② クレジットカードの付帯保険
- 見るもの:カード会社の会員ページの「付帯保険」のページか、入会時の案内
- 見るところ:「個人賠償責任」の項目があるか、金額はいくらか
- 👉 カードによっては、最初から付いているのではなく、自分で申し込んだ人だけが入れる有料のプランになっています。「付いているつもり」がいちばん危ないので、項目と金額が実際に書いてあるかを見てください
- 👉 カードを解約すると、補償もなくなります
③ 会社の団体保険
- 見るもの:会社の福利厚生の案内か、総務・人事の担当
- 見るところ:個人賠償責任が含まれているか、家族も対象か(本人だけのことがあります)
- 👉 退職すると外れます。転職のときは、ここを見直してください
どの保険でも、共通して見る3つ
- 補償額:1億円以上が目安
- 補償される人:自動車保険の個人賠償責任補償特約の例では、本人・配偶者・同居の親族・別居の未婚の子まで。子どもが入っているかを確認してください
- 示談交渉サービス:相手との話し合いを保険会社が代わりにしてくれるか。付いていないと、自分で交渉することになります
👉 警視庁は、自転車保険のほかに「自動車保険・火災保険・傷害保険の特約」「クレジットカードなどの付帯保険」「会社等の団体保険」「PTA保険など学校の団体保険」「交通安全協会の団体保険」を確認するよう案内しています。子どもの学校のPTA保険も、見落としやすいところです。
- 警視庁「自転車事故に備える保険等の加入義務」(確認する保険の種類・賠償の事例・保護者の義務)
- 国土交通省「自転車損害賠償責任保険等への加入促進について」(条例の状況)
- 東京海上日動「個人賠償責任補償特約で補償を受けられるのは、本人だけですか?」(補償される人の範囲)
- 損保ジャパン「自転車保険の選び方」(補償額の目安・示談交渉サービス)

🪖 ③ ヘルメットは「サイズ」が命です

すべての人に努力義務があります
道路交通法の改正により、令和5年4月1日から、自転車に乗るすべての人にヘルメットの着用が 努力義務 となりました。根拠は道路交通法第63条の11です。
そして、児童・幼児を保護する責任のある人(親)には、子どもが自転車に乗るとき・同乗させるときに、ヘルメットをかぶらせるよう努めることが求められています。
👉 罰則はありませんが、頭を守るかどうかの話です。 子どもの頭は、守れるうちに守っておきたいですね。
警察庁によると、自転車に乗っていて交通事故で亡くなった方の約5割は、頭部に致命傷を負っています。そして、ヘルメットをかぶっていなかった方の致死率は、かぶっていた方の約1.7倍です(令和3〜7年の5年間の合計)。
👉 選ぶときは、SGマークなど安全性を示すマークが付いたものを。警察庁もそう案内しています。
- 警察庁「頭部の保護が重要です ~自転車用ヘルメットと頭部保護帽~」(施行日・致死率・SGマーク)
- 警察庁「自転車は車のなかま」(保護者の努力義務)
- 警察庁通達「道路交通法の一部を改正する法律の施行に伴う交通警察の運営について」(令和4年12月23日・PDF)(第63条の11の内容)
✔ 頭囲を測って選びます
メジャーで、眉の上から後頭部のいちばん出ているところを一周させます。その数字で選びます。
👉 ぶかぶかだと、転んだときにずれて意味がなくなります。 きつすぎても子どもがかぶりたがりません。
✔ かぶり方は「あご紐は指1本」
正しくかぶれていないヘルメットは、性能を発揮できません。
👉 前が眉のすぐ上/水平にかぶる/あご紐は指が1本入る程度。 この3つを子どもと一緒に確認してください。
後ろに傾けてかぶると、おでこが無防備になります。ここは何度でも直してあげてください。
⚠️ 親がかぶらないと、子どももかぶりません
これがいちばん確実な方法です。
👉 家族でそろえてかぶる。 「大人はいいの?」と言われないためにも、ここは一緒にやってください。
🇯🇵 国内メーカーなら、OGK KABUTO
子どものヘルメットで、まず名前が挙がるのがOGK KABUTO(オージーケーカブト)です。大阪府東大阪市のヘルメットメーカーで、幼児から小学生までの子ども用ヘルメットを「チャイルドメットシリーズ」として出しています。
👉 小学生の低学年〜中学年くらいなら、STARRY(スターリー)が候補です。頭囲54〜56cm、SGマーク付き。エアホールが大きく、軽いのが特長です(OGK KABUTO 公式「STARRY」)。
高学年になって頭囲が56cmを超えたら、同じシリーズのTESTA(テスタ)(頭囲56〜58cm・10歳くらいから)に上げる、という選び方ができます。
ECoの家では、子どものヘルメットを就学前・就学後・中学生の3回買い替えました。サイズアウトもありますし、デザインの好みも変わります。
👉 そして、ヘルメットはお下がりにしませんでした。使うと劣化しますし、命にかかわる道具だからです。
もう少し価格をおさえたい方には、こちらもSG認証品です。
🔖 ④ TSマークという選択肢
点検と保険がセットになっています
TSマークは、自転車安全整備士が点検・整備した自転車に貼られるシールです。
👉 傷害保険と賠償責任保険が付いています。 そして有効期間は1年なので、毎年の点検習慣にもなります。
✔ 「毎年の点検」の口実になります
点検は大事だと分かっていても、なかなか行きません。
👉 TSマークの更新をカレンダーに入れておくと、自動的に年1回の点検になります。 これは仕組みとして優秀です。
通学で毎日乗る自転車なら、なおさら価値があります。
💡 ⑤ ライトは「2つの役割」があります
前は見るため、後ろは見つけてもらうため
フロントライトは前を照らす道具。テールライトは、後ろから来る車に自分を見つけてもらう道具です。
👉 役割が違うので、両方要ります。 どちらか一方では不十分です。
⚠️ 秋冬は日没が早いです
10月には17時台で暗くなります。子どもが遊びから帰る時間が、ちょうど危ない時間帯になります。
👉 「暗くなる前に帰る」だけでは足りません。 ライトを付けて、点けて帰る。ここまでを習慣にしてください。
そして反射材も有効です。ランドセルや服に付けるだけで、見つけてもらいやすくなります。
自転車に乗れるようになると、お子さんの世界が一気に広がります。
歩いて10分だった友だちの家が3分になる。行ったことのなかった公園まで行ける。
親としては少し寂しいですが、子どもが自分の足で行ける範囲を広げる、その最初の道具が自転車なんですね。
👉 そして行ける範囲が広がるということは、親の目が届かない場所が増えるということでもあります。
だからこそ、ヘルメットと保険と防犯登録を先に済ませておく。順番はここが最初です。
🚸 ⑥ 交通ルールは、乗り始める前に教えてください
道具と手続きがそろっても、いちばん大事なのはルールです。ここは走り出してからでは教えられません。
自転車は「車のなかま」です
👉 自転車は、法律の上では軽車両です。原則として車道の左側を走ります。
👉 ただし、13歳未満の子どもは歩道を通れます。ほかにも、標識がある場合や、車道の状況から見てやむを得ない場合など、歩道を通れる条件が決められています。
👉 歩道を走るときも、車道寄りをゆっくり。歩行者が優先です。「歩道なら安全」ではなく「歩行者の場所を借りている」と教えてあげてください。
年齢に合わせて、教える順番があります
- 乗り始め・・・止まる練習。「止まれ」で足をつく
- 慣れてきたら・・・左側を走る。曲がる前に後ろを見る
- ひとりで乗るころ・・・信号、一時停止、横断歩道の渡り方
- 行動範囲が広がったら・・・交差点での右折の仕方(二段階右折)
👉 いちばん最初に教えるのは「止まる」です。進むことは自然に覚えますが、止まることは教えないと身につきません。
👉 一度に全部言わないでください。3つずつ、守れたら褒める。これを繰り返すほうが、結果的に早く身につきます。
地域の自転車安全教室を、活用してください
👉 警察署や自治体が、子ども向けの自転車教室を開いていることがあります。学校で実施されることもあります。
👉 親が言うより、外の人に言われたほうが素直に聞くというのは、よくある話です。機会があれば、参加させてみてください。
👉 そして、いちばん効くのは親の走り方です。子どもは、言われたとおりにではなく、見たとおりに走ります。
🔒 ⑦ 鍵の選び方と、盗まれたときの手続き
防犯登録は「盗まれたあとに戻ってくるため」の制度で、盗まれないための道具ではありません。盗まれない工夫は、鍵の側で用意しておきます。
子ども用の自転車でも、鍵は2つが基本です
多くのキッズ用・ジュニア用の自転車には、後輪に「馬蹄錠(ばていじょう)」という輪っかの鍵が最初から付いています。これはとても手軽なのですが、輪っかを外して自転車ごと持ち上げてしまえば運べてしまう、という弱点があります。そこで、車体とラック・ポールなど動かせないものをつなぐ鍵をもう1つ足します。これを「地球ロック」と呼びます。
もう1つの鍵は、ワイヤー錠かチェーン錠のどちらかになります。判断の目安はこうです。
- ワイヤー錠:軽くて、子どもでも扱えます。太さは12mm以上を選びたいところです。細いものは工具で簡単に切られます
- チェーン錠:重い分だけ強いです。ただし子どもが自分で持ち歩くには重すぎることがあるので、駐輪場に置きっぱなしにする使い方が向いています
- 長さ:ポールに回して掛けるので、最低でも60cm、できれば90cmあると使いやすいです
鍵は「強さ」より先に「毎回かけられるか」で選んでください。重すぎる鍵・使いにくい鍵は、そのうちかけなくなります。かけない最強の鍵より、毎回かける普通の鍵のほうが、はるかに自転車を守ります。
置く場所で、盗まれる確率は大きく変わります
狙われやすいのは、人の目が届かず、明るくない場所です。同じ駐輪場でも、入口に近くて人通りのある側と、いちばん奥の暗い側では危険度が違います。子どもには「停めるなら、人が通るところ」と伝えておくと、それだけで効果があります。
あわせて、短時間でも鍵をかける習慣を作ってください。「コンビニで飲み物を買うだけ」「友達の家の前で1分だけ」という時間帯に盗まれます。盗む側から見れば、鍵のかかっていない自転車は、ただ乗って行くだけで済むからです。

自転車置き場で、鍵をかける習慣が大事です。
盗まれたら、まず防犯登録番号を持って交番へ
もし盗まれてしまったら、警察に「盗難届」を出します。このときに必要になるのが、防犯登録のときにもらった控えです。
- 防犯登録番号(登録カードの控えに書かれています)
- 車体番号(フレームに刻印されています。防犯登録の控えにも記載があります)
- 自転車の車種・色・特徴(かごの色、ステッカーなど)
- 盗まれた場所と、おおよその時間
この控えを、購入したその日にスマホで撮っておいてください。紙の控えは高い確率でなくなります。写真がクラウドに残っていれば、いざというときに交番で困りません。防犯登録がされていて、番号が分かる自転車は、見つかったときに持ち主へ連絡が来ます。逆に、登録していない自転車は見つかっても誰のものか分からないので、戻ってきません。
なお、自転車が見つかったという連絡は、数ヶ月してから届くこともあります。すぐにあきらめて廃車の手続きをしてしまうと、あとでややこしくなるので、届出を出したことは家族で共有しておいてください。
🚲 手続きを済ませて、安心の自転車デビューへGo!!
いかがだったでしょうか??
自転車は、子どもが一人で公道に出る最初の乗り物です。だからこそ、本体を買って終わりではありません。
防犯登録は義務。自転車保険はすでに入っている可能性があるので、まず確認から。ヘルメットは頭囲を測って、正しいかぶり方まで教える。そしてライトは前後に2つ。
どれも一度やれば済むことばかりです。そして 事故が起きてからでは、どれも間に合いません。
安全に長く乗れれば、その自転車は下の子にも引き継げます。それがいちばんエコな乗り方だとおもいます。
まずはお子さんの頭囲を測って、いま入っている保険を確認してみましょう!!
きっと自転車がもっと楽しくなりますよ🌞🌞
これからもECOutdoor!!では、皆さんにとって楽しく、役に立つような情報を発信したいとおもいます!!
皆さんがより楽しく、Ecoなアウトドアライフのお役に立てれば幸いです。では!


