- 正解は「針葉樹で火を起こして、広葉樹で長く楽しむ」。どちらか一方ではなく、両方あるのが理想です。
- 樹種より大事なのは「乾いているかどうか」。生乾きの薪は煙ばかり出て、まともに燃えません。
- 1泊なら夕方から夜まで2〜3束が目安。ただし針葉樹だけだと倍近く必要になります。足りないより余るほうがいいです。
- 薪はキャンプ場で、炭は家から。薪は軽いわりにかさばって荷室を埋めます。炭(オガライト)なら小さく積めて、自宅でも保管できます。
👇 このあと、「🪵 まず知っておきたい 薪は2種類あります」から順に、5点を価格つきで紹介します。早見表も1つあります。後半には「🏠 マンションでの薪の保管」もあります。
こんにちは!
キャンプ歴は12年目になりましたが、まだまだ半人前のファミリーキャンパーのECoといいます!!
家族4人(妻、子供(長男:中学生、長女:小学生))、首都圏近郊のよくあるベッドタウンでマンション住まい。 趣味と生活スタイルがマッチしたエコなアウトドアライフを目標に、日々研究の毎日です 😄
前回は焚き火台の選び方をご紹介しましたが、焚き火台があっても 薪が無ければ火は焚けません。
そして薪は、意外と悩みどころが多いんです。👇
- キャンプ場で買うと高い気がするが、他にどこで買えるのか分からない
- ホームセンターの薪は安いけれど、よく燃えない気がする
- 1泊で何束いるのか、いまだに読めない
- 買いすぎた薪の置き場所に困っている
👉 薪選びで大事なのは、値段よりも 乾き具合 と 樹種 です。ここを知ると、同じ量でも焚き火の時間がまるで変わります。
そこで今回は、薪をどこで買うのが正解かという比較から、必要な量の目安、そしてマンションでの保管方法までご紹介します!!
🪵 まず知っておきたい 薪は2種類あります

針葉樹(スギ・ヒノキ・マツ)火付きが良く、早く燃える
軽くて、油分が多く、着火しやすいのが特徴です。
👍 良い点 焚き付けに最適です。安価で手に入りやすいのも魅力。
👎 注意点 燃え尽きるのが早いです。 これだけで一晩過ごそうとすると、驚くほど消費します。そして煙と爆ぜ(はぜ)が多めです。
広葉樹(ナラ・クヌギ・サクラ)火持ちが良く、長く燃える
硬くて密度が高く、ゆっくり燃えます。
👍 良い点 火持ちが段違いです。熾火になりやすいので、料理にも向きます。
👎 注意点 火が付きにくく、価格も高めです。
👉 つまり 針葉樹で火を起こして、広葉樹で長く楽しむ。 これが正解です。どちらか一方ではなく、両方あるのが理想なんです。
⚠️ いちばん大事なのは「乾いているかどうか」
樹種よりも重要なのが、実は乾燥具合です。
生乾きの薪は、煙ばかり出て火力が出ません。ずっとくすぶって、目が痛くなります。
👉 見分け方は 割れ目 と 音 です。木口(切り口)に放射状のひび割れがあるものは乾いています。2本打ち合わせて、カンッと高い音がすれば合格。ボスッと鈍い音なら生乾きです。
同じ焚き火台の話を、こちらでも書いています。よかったらあわせてどうぞ!!


🛒 どこで買うのが正解か
買える場所は主に3つ。それぞれ得意・不得意があります。
| <買う場所> | <価格> | <品質> | <向いている場面> |
|---|---|---|---|
| キャンプ場 | 高め | その土地の薪。乾き具合は当たり外れ | 荷物を減らしたいとき |
| ホームセンター | 安い | 針葉樹が中心。乾燥はまずまず | 前日に買って持ち込む |
| ネット通販 | 中〜高 | 樹種と乾燥を選べる | 品質にこだわりたいとき |
■ キャンプ場 いちばん手軽だが割高
現地で買えるので、車に積む必要がありません。
👉 直前まで決めなくていいのが最大の利点です。ただし1束あたりの価格は高めで、売り切れることもあります。
到着したらまず受付で「薪はありますか」と聞く。これを習慣にすると失敗しません。
ECoは、薪は基本的にキャンプ場で調達しています。理由は3つです。
① 軽いわりに場所を取ります。重くはないのに荷室がひとつ埋まってしまい、他の道具が積めなくなります。
② 木くずがトランクにくっついて、あとの掃除が大変です。細かい木くずは、掃除機をかけてもなかなか取れません。
③ 子どもとキャンプ場で買うのも、意外と楽しいイベントです。受付で束を選んで、一緒に運ぶ。それも思い出になります。
その代わり、炭は自分で買って持っていきます。炭については、このあとの章に書きました。
■ ホームセンター 安いが針葉樹が中心
価格は一番安いことが多いです。ただ、置いてあるのはスギやヒノキなどの針葉樹が中心。
👉 焚き付け用としては優秀です。広葉樹と組み合わせて使うのがおすすめです。
■ ネット通販 樹種と乾燥を選べる
ナラやクヌギの広葉樹を、乾燥具合を明記した状態で買えます。
👉 品質は一番安定します。ただし重いので送料がかかります。まとめ買い前提で考えてください。
⚠️ 拾った枝や、他所の薪を持ち込むときの注意
落ちている枝は湿っていることが多く、そのままでは燃えません。
そして地域によっては、害虫の拡散を防ぐため 他地域の薪の持ち込みに注意を促している 場所があります。
👉 気になる場合は、その土地の薪を現地で買うのが一番安心です。
🔥 薪はキャンプ場で、炭は持っていく
薪と炭は、買い方を分けて考えると荷物がすっきりします。薪はかさばるのでキャンプ場で。炭は小さいので家から持っていく。ECoはこの分け方に落ち着きました。
炭は薪とちがって、同じ量でも体積がずっと小さくなります。荷室を圧迫しませんし、木くずも出ません。
■ ECoのおすすめは「オガライト」
オガライトは、木のおがくずを圧縮して棒状に固めた燃料です。薪の代わりに焚き火台に入れて使えます。
👉 まず、汚れにくいです。普通の炭のように手や道具が黒くなりません。子どもに持たせても平気なくらいです。
👉 そして火の持ちが良いです。密度が高いので、薪よりゆっくり燃えます。継ぎ足す回数が減ると、焚き火を眺めている時間が長くなります。
👉 袋に密閉できれば、自宅でも保管できます。薪のように虫や湿気を気にしなくていいので、マンションでも置き場所を選びません。
まずは3kgのお試しサイズから始めてみてください。気に入ったら13kgのまとめ買いに切り替えると、1回あたりの単価が下がります。
🪓 太い薪は、割ってから使ってください
買った薪をそのまま入れても、なかなか燃えません。火の育て方と同じで、薪も「細い順」に使います。
1束の中で、太さを3段階に分ける
- 焚きつけ(鉛筆〜親指くらい)・・・火を起こす最初の5分
- 中くらい(手首くらい)・・・炎を安定させる
- 太いまま(腕くらい)・・・熾火をつくって長持ちさせる
👉 買った薪の中に、細いものが足りないことがよくあります。ホームセンターの束は、太さがそろっていることが多いからです。
👉 だから、太い薪を何本か割って細くしておく。この準備をしておくと、火起こしで悩まなくなります。
割るなら、キャンプ場でやってください
👉 薪割りは音が出ます。マンションのベランダや駐車場でやるのは避けてください。
👉 斧より、クサビ型の薪割り台のほうが安全です。刃が上を向かないので、子どもがいる場所でも扱いやすくなります。
👉 薪を立てる台(薪割り台)は必ず使ってください。地面に直接置いて割ると、刃が地面に食い込んで危険ですし、刃も傷みます。
⚠️ 子どもに手伝わせるなら、ここまで
👉 刃物を持たせるのは、まだ早いです。そのかわり、できることはたくさんあります。
- 割った薪を運ぶ
- 太さごとに分けて並べる
- 焚きつけを組む
👉 「太さごとに並べる」は、火の仕組みを覚えるのにいちばん向いた作業です。細いものから使うと分かれば、火起こしの意味が体で理解できます。
📦 1泊で何束いる?
目安は「夕方から夜まで」で2〜3束
1束はおおむね5〜8kg程度のものが多いです。
👉 家族4人で、夕食の調理から就寝までの3〜4時間なら 2〜3束 が目安になります。
朝も焚き火をするなら、もう1束足してください。
⚠️ 針葉樹だけだと、倍近く必要になります
燃え尽きるのが早いので、消費量が跳ね上がります。
👉 針葉樹1束+広葉樹2束。この組み合わせが、量としても価格としてもバランスが良いです。
✔ 足りないより、余るほうがいい
薪は余っても持ち帰れます。乾いた場所に置いておけば、次回そのまま使えます。
👉 逆に足りないと、夜に買いに行けません。少し多めが正解です。
💧 「乾いている薪」の見分け方
この記事でいちばん大事だと書いた「乾いているかどうか」。買うときに、どうやって見分けるのでしょうか。
① 音で分かります
👉 薪を2本、木琴のように打ち合わせてみてください。
👉 乾いていると「カーン」と高く、乾いた音がします。水分が残っていると「ボスッ」「ゴツッ」と低く、鈍い音になります。これがいちばん確実で、しかもその場でできる方法です。
② 断面のひび割れを見る
👉 切り口に、放射状のひび割れが入っているものが乾いています。木は乾くときに縮むので、割れが出ます。
👉 切り口がつるんときれいなものは、まだ乾いていないことが多いです。切ったばかりに見えるものは避けてください。
③ 重さと、皮のはがれ方
👉 同じ太さなら、乾いているほうが軽いです。水のぶんだけ重くなります。
👉 樹皮がぽろっとはがれるものも、乾いているサインです。生木の皮は、しっかりくっついています。
⚠️ 生乾きの薪は、こうなります
- なかなか火がつかない・・・水を蒸発させるのに熱を使ってしまいます
- 白い煙がもうもうと出る・・・この煙の正体は水蒸気です
- 「シュー」という音がする・・・切り口から水が出ています
- すぐ消える・・・炎が育つ前に熱を奪われます
👉 火がつかない原因の多くは、腕ではなく薪です。「自分は火起こしが下手だ」と思っていた方も、乾いた薪に変えるだけで、あっさり火がつくことがあります。
👉 そして煙は、まわりのサイトに流れます。生乾きの薪は迷惑にもなるので、ここは妥協しないでください。
🏠 マンションでの薪の保管

余った薪をどうするか。これが集合住宅では地味に困ります。
① 室内に長期間置かない
薪の中には虫が潜んでいることがあります。暖かい室内に置くと、出てきます。
👉 ベランダなど、屋外に近い場所で保管してください。
② 直接床に置かず、風を通す
地面やコンクリートに直置きすると、下から湿気を吸います。
👉 すのこや薪スタンドの上に置いて、下に空気を通す。これだけで再び湿るのを防げます。
③ 薪バッグに入れて運ぶ
薪は手が汚れますし、車の荷室が木屑だらけになります。
👉 薪用のトートバッグが1つあると、運搬と保管の両方が楽になります。そのままベランダに置いておけます。
④ 虫と、カビに気をつけてください
👉 薪には、虫が入っていることがあります。樹皮の下や、切り口の穴。これを部屋に置くと、家の中で出てきます。
👉 これが「室内に長期間置かない」いちばんの理由です。とくに広葉樹の皮付きの薪は要注意です。
👉 余った薪は、ベランダか物置で、雨に当てずに風を通す。ブルーシートをかぶせて密閉すると、今度はカビます。上だけ覆って、横は開けておくのが基本です。
👉 次のキャンプが1か月以上先なら、無理に持ち帰らないという選択もあります。キャンプ場によっては、余った薪を置いていける場所があります。
🪵 薪を味方にして、秋の焚き火へGo!!
いかがだったでしょうか??
薪選びで大事なのは、値段よりも乾き具合。そして 針葉樹で起こして、広葉樹で楽しむ という組み合わせです。
家族4人の1泊なら2〜3束。少し多めに買って、余ったら次回に回す。これがいちばん無駄がありません。
燃やしきって灰にして、地面には何も残さない。焚き火は、実はとてもエコな遊びだとおもいます。
まずは次のキャンプで、木口のひび割れを見てから薪を選んでみましょう!!
きっとキャンプがもっと楽しくなりますよ🌞🌞
これからもECOutdoor!!では、皆さんにとって楽しく、役に立つような情報を発信したいとおもいます!!
皆さんがより楽しく、Ecoなアウトドアライフのお役に立てれば幸いです。では!

