- 運動会は「300mmがあると安心、200mmなら前に出る」。撮る距離はだいたい30〜60m先です。
- じつはレンズより効くのが立ち位置。太陽を背にすると顔に光が当たって表情が出ます。場所取りは「距離」より「向き」です。
- 50m以上離れるなら、無理に寄らないほうがいい。全体の空気を残したほうが、あとで見返して楽しい写真になります。
| 撮る距離 | 焦点距離の目安(APS-C) | ひとこと |
|---|---|---|
| 20〜30m(ゴール前・演技の前列) | 150〜200mm | キットレンズの望遠側でもなんとか戦えます |
| 30〜50m(トラックの反対側) | 250〜300mm | 望遠ズームの出番。200mmだとまだ小さい |
| 50m以上(校庭の対角・組体操の全景) | 300mm以上、または全景で割り切る | 無理に寄らず、全体の空気を残す |
こんにちは!
キャンプ歴は12年目になりましたが、まだまだ半人前のファミリーキャンパーのECoといいます!!
家族4人(妻、子供(長男:中学生、長女:小学生))、首都圏近郊のよくあるベッドタウンでマンション住まい。 趣味と生活スタイルがマッチしたエコなアウトドアライフを目標に、日々研究の毎日です 😄
運動会の写真を見返すと、毎年これになります👇
- 我が子がどこにいるか分からない
- 顔が豆粒サイズ
- 前の人の頭が半分入っている
- あとで見ても、どの競技か分からない
👉 「運動会、望遠が足りない問題」
運動会の写真がうまくいかない理由の大半は、腕ではなく 焦点距離 です・・・
今回は 何mmあれば我が子が大きく写るのか を、校庭の距離から逆算してご紹介します!!
📏 まず、校庭の距離を知りましょう

小学校の校庭は、思っているよりずっと広いです。
- 保護者席からトラックの向こう側まで 👉 およそ50〜70m
- 徒競走のゴール付近まで 👉 およそ20〜30m
- 応援席から入場門まで 👉 およそ40〜60m
👉 つまり 「だいたい30〜60m先の人を撮る」 のが運動会です。
この距離感を知っているだけで、必要なレンズが決まります。
🔭 何mm必要か、距離で決まります

APS-Cサイズの一眼レフを基準にすると、目安はこうなります。
📸 距離別の焦点距離の目安
■ 20〜30m(ゴール前・演技の前列)
目安: 150〜200mm
👉 キットレンズの望遠側(55-200mmなど)でも、なんとか戦えます。
■ 30〜50m(トラックの反対側)
目安: 250〜300mm
👉 ここからが 望遠ズームの出番 です。200mmだと、まだ小さく写ります。
■ 50m以上(校庭の対角・組体操の全景)
目安: 300mm以上、または割り切って全景で撮る
👉 無理に寄るより、 全体の空気を残す ほうがあとで見返して楽しい写真になります。
👉つまり運動会は
「300mmがあると安心、200mmなら前に出る」 と覚えておけば大丈夫です。
📷 ECoが運動会で使っているのは「55-300mm」です
ECoは、キャンプや旅行には18-140mm、運動会には55-300mmと、レンズを使い分けています。上の目安でいえば、300mmまで届く「安心」のほうです。
- 「キャンプや旅行などには18-140mm、運動会には55-300mmを使ってます」
仕様はニコンの公式サイトで確認しました(2026年9月時点)。
- 正式名称:AF-S DX NIKKOR 55-300mm f/4.5-5.6G ED VR
- 発売:2010年9月2日/希望小売価格 50,000円
- 質量:約530g(フィルター径 58mm)
- 最短撮影距離:1.4m(ズーム全域)
- 手ブレ補正:3.0段(CIPA規格準拠)
DXフォーマットのレンズなので、35mm判に換算すると約82.5〜450mm相当になります。👉 校庭の対角からでも、子どもの表情を狙える画角です。
⚠️ 2つだけ知っておくと、当日あわてません
① 1.4mより近くには、ピントが合いません。入場前の整列や、席に戻ってきた子どもは、このレンズで撮れる距離ではありません。👉 近くを撮るなら標準ズームに戻すか、スマホに任せるほうが早いです。
② 手ブレ補正は3.0段です。18-140mm(4.0段)より1段弱いので、いちばんブレやすい望遠側で、補正はいちばん弱い組み合わせになります。👉 この記事で一脚をおすすめしているのは、ここが理由です。
動くものを撮るコツそのものは、こちらにまとめています。望遠を買う前に、まずここからです。

🖼️ センサーサイズで、必要なmmが変わります
「200mmで足りるか」を考えるとき、カメラのセンサーの大きさを無視できません。同じ200mmのレンズでも、写る範囲が変わります。
フルサイズ・APS-C・マイクロフォーサーズ
- フルサイズ・・・書いてあるmmのまま
- APS-C・・・約1.5倍(キヤノンは約1.6倍)。200mmなら約300mm相当
- マイクロフォーサーズ・・・約2倍。200mmなら約400mm相当
👉 運動会では、この「倍になる」のが有利に働きます。APS-Cの一眼レフに200mmを付ければ、フルサイズの300mm相当。校庭の反対側でも、じゅうぶん寄れます。
👉 だから運動会に関しては、小さいセンサーのカメラのほうが有利な場面があるということです。「フルサイズのほうが上」とは限りません。
👉 自分のカメラがどれなのかは、説明書か、メーカーのサイトで確認できます。ここが分かると、レンズ選びの数字が急に具体的になります。
スマホと、コンパクトデジカメの場合
👉 スマホの望遠は、多くが「デジタルズーム」です。画像を切り抜いて拡大しているので、寄るほど画質が落ちます。光学ズームが何倍までかを確認してください。
👉 ネオ一眼(高倍率のコンパクトデジカメ)は、運動会にはかなり向いています。レンズ交換なしで20倍、30倍と寄れるものがあり、荷物も軽い。「望遠レンズを買うほどではない」という方には、こちらのほうが現実的です。
👉 ただし望遠にするほど手ブレしやすくなります。一脚か、手すりなど固定できるものを使ってください。
📍 場所取りは「距離」より「向き」
じつは、レンズより効くのが立ち位置です。
- 太陽を背にする 👉 顔に光が当たって、表情が出る
- ゴールの延長線上に立つ 👉 走ってくる姿を正面から狙える
- 入場門の近くを押さえる 👉 待機中の自然な表情が撮れる
- 最前列より、少し高い位置のほうが抜けが良い
👉 前に行くほど良い、ではありません。 光の向き のほうが写真の出来を決めます。
👎 注意: 三脚は他の保護者の視界をふさぐので、多くの学校で禁止されています。
🎒 運動会に持っていく3つ

レンズ以外で、当日の成功率を上げてくれるものです。
🎯 当日に効く3点
■ 一脚
特徴: 三脚と違って場所を取らず、望遠の手ブレを大きく減らせます。
推しポイント: 300mmを手持ちで構え続けると、腕が先に限界を迎えます・・・一脚があると1日もちます。
こんな方におすすめ:
👉 望遠レンズで長時間撮る方
👉 三脚が禁止されている学校の方
👎 欠点: 混雑した場所では、足元に気をつける必要があります。
■ 速写ストラップ
特徴: カメラを下げたまま、さっと構えられるタイプ。
推しポイント: 運動会は 出番が突然来ます。カバンから出していると、もう終わっています。
こんな方におすすめ:
👉 子どもの出番が多い方
■ 高速タイプのSDカード
特徴: 連写したときの書き込みが速いカード。
推しポイント: 連写した直後に固まって、次の瞬間を逃す——これがいちばん悔しい失敗です。
こんな方におすすめ:
👉 連写で狙いたい方
👎 注意: 当日の朝に 空き容量とバッテリー を必ず確認しましょう。ここで終わる人が本当に多いです。
■ 予備のレンズは、持たないほうが撮れます
👉 運動会でレンズを交換している時間は、ほぼありません。次の種目はすぐ始まりますし、砂ぼこりの中でセンサーを開けるのも避けたいところです。
👉 望遠を1本付けたら、その日はそれで通す。広い絵が必要なときはスマホで撮る。この割り切りが、いちばん撮り逃しを減らします。
👉 どうしても2本使いたいなら、カメラを2台持つほうが現実的です。1台に望遠、もう1台に標準。首から2つ下げるのは重いので、片方はカバンの中に。
⚙️ 設定は、これだけ覚えれば大丈夫
- モードは シャッタースピード優先(Sモード/Tvモード)
- シャッタースピードは 1/500秒以上
- ISOは オート でOK
- ピントは コンティニュアスAF(動くものを追い続ける設定)
- 連写は 低速連写 で十分(高速だと同じ顔ばかりになります)
👉 迷ったら 1/500秒とコンティニュアスAF。この2つだけで、ブレとピンボケの大半が消えます。
⚠️ 周りの人が写ることへの配慮
👉 運動会の写真には、必ずよその子が写ります。これ自体は避けられません。
👉 気をつけたいのはそのあとで、SNSにあげるときは、わが子以外の顔が分かる写真は避けるのが無難です。学校によっては、撮影や公開のルールが決められています。
👉 学校からの案内に「撮影した写真の取り扱い」が書かれていることがあります。読んでおくと安心です。
👉 そして三脚は、多くの学校で禁止されています。後ろの人の視界をふさぐからです。一脚をおすすめしているのは、この理由もあります。使う前に、学校のルールを確認してください。
🎪 当日の朝までにやっておく5つ
運動会はやり直しがききません。前日までの準備で、半分以上は決まります。
① バッテリーとSDカードは、2つずつ
👉 連写を多用すると、バッテリーの減りが早くなります。1日撮るなら、予備が1本あると安心です。
👉 SDカードは「容量が足りなくなる」より「その1枚が壊れる」ほうが怖いです。午前と午後で分けておけば、片方が壊れても全部は失いません。
② カードの中身を、空にしておく
👉 前回のデータが入ったままだと、途中で容量が尽きます。家でパソコンに移してから、カメラでフォーマットしておいてください。
👉 フォーマットは、パソコンではなくカメラ側でやるのが基本です。
③ 日付と時刻を合わせておく
👉 あとで写真を並べるときに、これが効きます。スマホで撮ったぶんとカメラで撮ったぶんを時系列でまとめるとき、時刻がずれていると混ざりません。
④ プログラムを見て、出番に印をつける
👉 わが子の出番は、意外と分かりにくいです。学年ごとの種目名だけ書いてあって、何時ごろかが読めません。
👉 前後の種目も見ておくと、移動のタイミングが読めます。次が徒競走なら、その前にゴール側へ移動しておく、という動きができます。
⑤ 天気と、レンズの結露
👉 秋の朝は冷えます。冷えた場所から暖かい場所へ持ち込むと、レンズが曇ります。
👉 車の中で暖房に当てたカメラを、そのまま外に出すと結露します。曇りが取れるまで10分以上かかることもあります。
👉 カメラは、なるべく外気に近い温度のまま持っていく。これだけで防げます。
🏃 種目ごとに、狙い方を変えてください
運動会は、種目によって動きの速さも、狙う場所もまったく違います。同じ設定のまま1日いると、半分は失敗します。
徒競走 ── ゴールの手前を、先に狙っておく
👉 走ってくる子を追いかけると、まず間に合いません。ゴールの数メートル手前にピントを合わせて待ち、来たところで押します。
👉 表情が撮れるのは、正面か斜め前からです。横から撮ると、体は写っても顔が写りません。
👉 連写にしておいてください。1枚狙いだと、ほぼ確実に外します。走っている数秒で10枚撮って、あとから選ぶのが確実です。
演技・ダンス ── 全景と、寄りの2種類
👉 まず隊形が分かる全景を1枚。あとから見返したときに、何をやっていたかが分かる写真です。
👉 そのあとわが子に寄る。この順番でやらないと、寄りばかりで「何の演技だったか分からない」写真の山になります。
👉 ダンスは、動きが止まる瞬間があります。ポーズを決めるところ、向きが変わるところ。2回目の練習を見ておくと、どこで止まるか分かります。
組体操・大玉転がし ── 引いて、全体を
👉 ここは寄らないでください。大きな形をつくる種目なので、全体が入っていないと何も伝わりません。
👉 広角側に戻すか、いっそスマホで撮るほうがきれいに収まることがあります。望遠レンズを付けっぱなしにしていると、この切り替えができません。
⚠️ 「撮ること」に集中しすぎないでください
👉 ファインダーをのぞいている間は、その場を見ていません。子どもは、観客席のほうを見て手を振ることがあります。
👉 1種目に1回は、カメラを下ろして目で見る。写真は残りますが、その日の記憶は撮っただけでは残りません。
👉 そして、撮った写真はその日のうちに見せてあげてください。子どもは自分が走っている写真を見るのが大好きです。
📷 準備を整えて、運動会へGo!!
いかがだったでしょうか??
運動会の写真は、当日の腕ではなく 事前の準備 でほとんど決まります。
必要な焦点距離を知って、光の向きで場所を決めて、一脚とカードを用意しておく。
それだけで、去年とはまったく違うアルバムになります。
まずは 手持ちのレンズが何mmまであるか を確認するところから始めてみましょう!!
きっと当日の心構えが変わりますよ🌞🌞
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速写ストラップの前に、いま使っているストラップの幅と長さを見直すと変わります。ストラップ選びは別の記事にまとめました。
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皆さんがより楽しく、Ecoなアウトドアライフのお役に立てれば幸いです。では!
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