- 秋冬の鍋は、道具さえ合っていれば夏のBBQよりずっと楽です。切って入れて煮るだけで、ずっと火の前に立たなくていい。待つあいだは焚き火にあたっていられます。
- 鍋そのものが暖房になります。テーブルの真ん中で湯気が上がると場が暖まり、家族が自然と1か所に集まります。ここが秋冬の鍋のいちばんの価値かもしれません。
- 下ごしらえは家で全部済ませ、味付けは薄めに作ってあとから足す。そして締めまで計算して鍋の量を決めてください。
👇 このあと、「🍲 秋冬のキャンプ飯は、鍋がいちばん楽です」から順に、3点を価格つきで紹介します。後半には「⚠️ 秋冬の鍋で気をつける3つ」もあります。
こんにちは!
キャンプ歴は12年目になりましたが、まだまだ半人前のファミリーキャンパーのECoといいます!!
家族4人(妻、子供(長男:中学生、長女:小学生))、首都圏近郊のよくあるベッドタウンでマンション住まい。 趣味と生活スタイルがマッチしたエコなアウトドアライフを目標に、日々研究の毎日です 😄
10月も半ば。朝晩がすっかり冷えて、あたたかいものが恋しくなる季節ですね。
そして秋冬のキャンプ飯といえば、やっぱり 鍋 です。👇
- 鍋をやりたいが、大きな鍋を持っていくのが大変そう
- 寒い中で調理するのが億劫で、結局カップ麺になる
- 作ってはみたが、食べ終わる頃には冷めていた
- 子どもが食べられる味付けにすると、大人が物足りない
👉 秋冬の鍋は、道具さえ合っていれば夏のBBQより ずっと楽 です。
材料を入れて火にかけるだけ。しかも冷めにくい。そして鍋そのものが暖房になります。
そこで今回は、焚き火で作る秋の鍋を、道具選びから献立の考え方までご紹介します!!
🍲 秋冬のキャンプ飯は、鍋がいちばん楽です

① 調理時間が短く、火のそばにいられる
鍋は、切って入れて煮るだけです。焼き物のように、ずっと火の前で返し続ける必要がありません。
👉 寒い季節は、調理に時間がかかるほどつらくなります。 鍋は「放っておける」ので、待つ間は焚き火にあたっていられます。
② 鍋そのものが暖房になります
テーブルの真ん中で湯気が上がっていると、それだけで場が暖まります。
👉 そして家族が自然と1か所に集まります。 これが秋冬の鍋のいちばんの価値かもしれません。
③ 洗い物が少ない
鍋ひとつで完結するので、フライパンも皿も最小限で済みます。
👉 冷たい水で洗い物をする時間が短いというのは、秋冬では本当にありがたいです。
🍳 鍋に向く道具は3つ
■ ダッチオーブン 保温力が段違いです
特徴: 鋳鉄やステンレスでできた厚手の鍋です。蓋も重く、密閉性が高いのが特徴です。
推しポイント: 👉 蓄熱量が大きいので、火から下ろしても冷めにくいです。 食べ終わる頃まで熱いままというのは、鍋料理では決定的な違いになります。
そして煮込み料理が得意です。時間をかけるほど美味しくなる料理と相性が良いです。
👍 良い点 保温力と、蓋を使った蒸し焼き。
👎 注意点 重いです。そして鋳鉄製はシーズニングが必要です。ステンレス製ならその手間がありません。
👉 鍋に使うなら、ステンレス製を選んでください。
鋳物(鋳鉄)で汁物を長く煮たり、入れたまま置いたりすると、手入れと鉄のにおいが気になります。キムチ鍋やトマト鍋のように酸のある鍋にも弱く、鋳物メーカーのロッジも、酸のある食材を鋳鉄に入れておくのは約45分までと案内しています。ステンレスなら洗剤で洗えて、残った鍋を鍋ごと冷蔵庫にも入れられます。
出典:Lodge Cast Iron「3 Tips for Cooking Acidic Foods in Cast Iron」(英語)/ECoの鋳鉄とステンレスの比較
🤝 上のダッチオーブンは、新潟県三条市の返礼品にもあります 👉 ファミキャンふるさと納税のすすめ③~調理器具編~
■ メスティン 少人数や、あたためなおしに
特徴: アルミの箱型クッカーです。軽くて熱の回りが早いのが特徴です。
推しポイント: 鍋の締めの雑炊やラーメンを、個別に作るのに便利です。
👉 全員分をダッチオーブンで作って、締めだけメスティンで。 この組み合わせが手際よく回ります。
■ ライスクッカー ご飯は別鍋で
特徴: ご飯を炊くための鍋です。
推しポイント: 鍋とご飯を同時に用意できると、待ち時間が減ります。
👉 秋冬は、待たせるほど家族が寒がります。 並行して進められる道具立てが正解です。
同じTSBBQの話を、こちらでも書いています。よかったらあわせてどうぞ!!


🍲 ECo家が、ダッチオーブンで作っている鍋
道具の話をしたので、ECo家で実際にダッチオーブンで作っている鍋を紹介します。
どれも、ステンレスのダッチオーブンだから気兼ねなく作れる鍋です。家でもキャンプでも同じように作れます。
■ 白菜と豚肉のミルフィーユ鍋 ── 水を入れません

白菜と豚肉を重ねて、蓋をして火にかけるだけ。白菜から出る水分で煮えるので、水を入れなくても作れます。
初めて作ったときは、家族の評判も上々でした。料理は家庭科の授業どまりだったECoでもできたので、ダッチオーブンの最初の鍋におすすめです。白菜をたくさんもらった日は、続けて胡麻味噌味でも作りました(笑)
👉 作り方と分量はこちら。
ダッチオーブンで白菜と豚肉のミルフィーユ鍋(11/5公開予定)
■ おでん ── 味がしみるまで、じっくり

厚手の鍋でじっくり煮ると、こんにゃくまで味がしみます。奥さんが絶賛してくれて、この日からダッチオーブンは我が家の「1軍の調理道具」になりました。
👉 キャンプで家族4人ぶんの鍋とおでんを作るときの量と、片づけのコツはこちら。
冬のキャンプ飯|鍋とおでんで温まる(11/28公開予定)
■ 寄せ鍋・水炊き・キムチ鍋 ── いつもの鍋を、そのまま
寄せ鍋や水炊き、キムチ鍋も、土鍋と同じように作れます。火から下ろしても冷めにくいので、食べ終わるころまで熱いままです。
ECoのダッチオーブンは、TSBBQのライトステンレス10インチで、容量は5.4Lです。このあと書く「人数×0.7リットル」の目安なら、家族4人でも余裕があります。ステンレス製なので、家のIHでも同じ鍋が作れます。
👉 カレー、蒸し物、ラーメン、ピザまで、ダッチオーブンで作れるものはこちらにまとめました。

📋 献立の考え方 3つのコツ

🍲 家族4人の鍋を成功させるこの3つ!!
① 下ごしらえは、家で全部済ませる
野菜を切る、肉を小分けにする、だしを用意する。ここまでは家でやります。
👉 現地でやるのは 入れて煮るだけ。 秋冬の屋外で包丁を使うのは、思っている以上につらいです。
切った野菜は密閉袋に。これならクーラーボックスにも収まりますし、ゴミも減ります。
② 味付けは「薄めに作って、あとから足す」
子どもが食べられる薄味で作って、大人は取り分けてから足す。これがいちばん揉めません。
👉 卓上に置くのは 七味・ゆず胡椒・ラー油 あたり。小さい容器に移して持っていくと荷物になりません。
③ 締めまで計算して、鍋の量を決める
鍋の楽しみは締めです。雑炊にするかラーメンにするか、先に決めておいてください。
👉 締めをやる前提なら、具は少し控えめに。 満腹で締めが食べられないのは、毎回やってしまう失敗です(笑)
🔥 焚き火で鍋をするときの、火加減の作り方
家のコンロと違って、焚き火にはつまみがありません。火加減は、鍋と火の距離で作ります。ここが分かると、焦がさずに煮込めるようになります。
炎ではなく、熾火(おきび)で煮ます
メラメラ立ち上がっている炎の上に鍋を置くと、鍋底だけが強烈に熱せられて、中身が煮える前に焦げます。煮込みに向いているのは、薪が崩れて赤く光っている熾火の状態です。
- 手をかざして7〜8秒我慢できるくらい 👉 弱火。長時間の煮込みに
- 4〜5秒で熱いと感じる 👉 中火。ふつうの鍋はこのあたり
- 2〜3秒も我慢できない 👉 強火。沸かすときだけ
👉 焚き火を始めてから熾火になるまで、30分から40分かかります。「17時に食べたい」なら、16時には火をつけておいてください。この逆算を忘れると、暗くなってから慌てることになります。
高さで調整するのが、いちばん確実です
- 五徳(ごとく)に載せる:焚き火台に付属している場合が多いです。高さが固定されます
- トライポッド(三脚)で吊るす:チェーンの長さで高さを変えられます。煮込みにはこれがいちばん便利です
- 網の上に置く:手軽ですが、高さは変えられません
- 熾火を横にどける:火のほうを減らす方法。強すぎたときの応急処置に使えます
👎 いちばんやりがちな失敗が、鍋を火にかけたまま放置することです。焚き火は火力が刻々と変わります。薪が1本崩れただけで、急に強火になります。焚き火料理は「そばにいる」のが前提です。
🍲 家族4人ぶんの、実際の分量
献立の考え方は前半に書きましたが、実際に何をどれだけ持っていけばいいのか、目安を書いておきます。
鍋の大きさは、人数×0.7リットルが目安
- 2人:1.5リットル前後。メスティンや小さめのクッカーでも足ります
- 3〜4人:2.5〜3リットル。ダッチオーブンなら10インチ前後
- 5人以上:4リットル以上。または鍋を2つに分けます
👉 迷ったら、少し大きめにしてください。小さい鍋に具材を詰め込むと、かき混ぜられず、吹きこぼれます。逆に大きい鍋に少なく入れるぶんには何の問題もありません。
具材の量(4人ぶんの目安)
- 肉:500〜600g。外は寒いので、家より少し多めでちょうどいいです
- 白菜:4分の1株。かさが減るので、多いかなと思うくらいで
- きのこ:2〜3パック。秋なので、ここは奮発したいところです
- 豆腐:1丁。崩れにくい木綿のほうが向いています
- ねぎ:2本
- だしとスープ:市販の鍋つゆ1袋(750ml前後)+水で調整
👉 市販の鍋つゆを使うことに、何のうしろめたさもありません。むしろ味が安定するので、外で作るならこちらのほうが失敗しません。凝った出汁を取るのは、家でやればいいことです。
締めの分量も、忘れずに
- うどん:4人で3玉(1人1玉だと多すぎます)
- ラーメン:2〜3玉
- ごはんと卵:雑炊なら、ごはん2膳ぶんと卵2個
👉 締めまで計算して鍋の量を決める、と前半に書いたのはこのためです。締めを入れるぶんの空きを残しておくと、最後まできれいに食べきれます。汁が残らなければ、持ち帰る手間もありません。
🍳 鍋以外にも、秋に作りたいもの
鍋がメインでも、あと1品あると食卓が華やぎます。どれも焚き火の熾火を使えば、手間はほとんどかかりません。
放っておくだけでできる3つ
- 焼き芋:濡らした新聞紙で包んで、その上からアルミホイル。熾火のそばに置いて40〜60分。途中で一度ひっくり返します
- 丸ごと玉ねぎ:皮ごとホイルで包んで、熾火に30分ほど。甘くなって、そのまま食べられます
- じゃがバター:これもホイル包みで40分ほど。串がすっと通れば完成です
👉 コツは炎の中ではなく、熾火の「そば」に置くことです。炎の直下に入れると外だけ真っ黒になります。灰をかぶせるくらいの位置が、いちばんうまくいきます。
スキレットで、あと1品


- きのこのバター炒め:切って炒めるだけ。秋のきのこはこれだけで十分です
- アヒージョ:オリーブオイルとにんにく。パンを添えれば、それだけで一品になります
- ソーセージ:子どもが待てないときの、つなぎに
👉 鍋が煮えるまでの30分が、じつは家族がいちばん退屈する時間です。ここに「つまめるもの」を1つ用意しておくと、待ち時間が楽しい時間に変わります。
👎 ただし、品数を増やしすぎると洗い物が増えます。鍋の利点は「洗い物が少ないこと」だったはずなので、ホイル包みとスキレット1枚までに留めておくのが、後悔しない線引きです。
⚠️ 秋冬の鍋で気をつける3つ
① 熱いものを運ぶ動線を決めておく
焚き火から食卓へ、熱い鍋を移動させます。ここに子どもがいると危険です。
👉 鍋を置く場所は、耐熱の焚き火テーブルに。 木製のテーブルに直接置くと、天板が焦げます。
そして運ぶ人が声をかける。「熱いの通ります」の一言で事故が防げます。
② 一酸化炭素中毒に注意してください
寒いからといって、テントの中で火を使うのは危険です。
👉 換気をしていても、密閉された空間で燃焼器具を使うのは事故のもとです。 調理は必ず屋外か、しっかり開放された場所で。
この話は改めて別の記事で詳しくお伝えします。
③ 残った汁は、必ず持ち帰る
鍋の汁を地面に流すのは絶対にやめてください。
👉 においが残り、動物を寄せます。そして次に使う人が困ります。 汁は密閉できる容器に入れて持ち帰るか、キャンプ場の指示に従ってください。
具を食べきる量だけ作る。これがいちばんスマートな解決です。
④ 洗い物は、鍋が温かいうちに
秋冬の洗い場は、水が冷たいです。そして鍋が冷めると、脂が白く固まって落ちなくなります。
- 食べ終わったら、すぐに鍋にお湯を張ります:残った熱で汚れが浮きます
- 汁を捨てる前に、キッチンペーパーで脂を吸わせます:排水にも環境にも優しく、洗うのも楽になります
- ダッチオーブンは、洗剤を使いすぎない:鋳鉄のものは、お湯とたわしで落として、乾かしてから薄く油を塗ります
👉 洗い物用のお湯を、食事のあいだにケトルで沸かしておくと、片づけが一気に楽になります。冷たい水で30分かかることが、お湯なら10分で終わります。
🍲 鍋を囲んで、秋の夜へGo!!
いかがだったでしょうか??
秋冬のキャンプ飯は、鍋がいちばん楽で、いちばん暖まります。切って入れて煮るだけ。しかも鍋そのものが暖房になります。
道具は保温力のあるダッチオーブンが本命。締め用にメスティン、ご飯は別鍋で。この3つがそろえば、家族4人の食卓は回ります。
そして下ごしらえは家で。現地では、火を囲んで待つ時間を楽しんでください。
残った汁は必ず持ち帰る。次に来る人のために、ここだけはお願いします。
まずは次のキャンプで、家で野菜を切ってから出かけてみましょう!!
きっとキャンプがもっと楽しくなりますよ🌞🌞
これからもECOutdoor!!では、皆さんにとって楽しく、役に立つような情報を発信したいとおもいます!!
皆さんがより楽しく、Ecoなアウトドアライフのお役に立てれば幸いです。では!
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