- 10月に点検するのは、日没が急に早まるからです。部活を終えて帰るころにはもう暗い、という日が出てきます。自転車と車の事故は夕方から夜にかけて増えます。
- 半年乗ると消耗品はだいたい寿命です。毎日往復するなら半年で500〜1,000kmくらい。ブレーキもチェーンも、そろそろ交換や手入れのタイミングです。
- ブレーキシューの溝が消えていたら交換。部品自体は数百円で、スパナ1本で外れます。取り付けるときは、進む方向の側を少しだけ内側に寄せてください。
👇 このあと、「なぜ10月に点検するのか」から順に、3点を価格つきで紹介します。後半には「🌇 これからの季節に、増やしておきたい装備」もあります。
こんにちは!
キャンプ歴は12年目になりましたが、まだまだ半人前のファミリーキャンパーのECoといいます!!
家族4人(妻、子供(長男:中学生、長女:小学生))、首都圏近郊のよくあるベッドタウンでマンション住まい。 趣味と生活スタイルがマッチしたエコなアウトドアライフを目標に、日々研究の毎日です 😄
2学期の後半に入りました。
4月に買った通学用の自転車、そろそろ半年です。
この時期になると、だいたいどこかがガタついています。
そして子どもは、それを言いません。
うちの子も「ブレーキがちょっと鳴るかも」と言い出したのは、シューが金属まで削れてからでした。
危なかったです。
この記事では、親が10分でできる通学自転車の点検をまとめます。
工具はほとんどいりません。
なぜ10月に点検するのか

日が短くなって、事故が増える時期
10月は日没が急に早まります。
部活を終えて帰るころには、もう暗いという日が出てきます。
警察庁のまとめでも、自転車と車の事故は夕方から夜にかけて増えるとされています。
秋は、その時間帯に子どもが走っている日が増えるということです。
半年乗ると、消耗品はだいたい寿命
毎日往復するなら、半年で500kmから1,000kmくらい走っています。
ブレーキもチェーンも、そろそろ交換や手入れのタイミングです。
親が10分でできる点検リスト

①ブレーキ
自転車を押しながら、前と後ろのブレーキを別々にかけてみてください。
- にぎってすぐ止まるか(ハンドルにつくまで引けるならワイヤーがゆるい)
- キーキー鳴かないか
- シューのゴムに残っている溝はあるか
最初の手入れは「汚れ落とし」です
ブレーキの手入れで最初にやるのは、交換ではなく掃除です。リム(タイヤをはめている金属の輪)と、ブレーキシューの汚れを落とします。
※リムにシューが当たるタイプのブレーキ(Vブレーキ・キャリパーブレーキ)の場合です。
- クリーナーを、マイクロファイバークロスのほうにつけます
- リムの、シューが当たる面を1周ふき取ります
- シューは、タイヤ(リム)とシューのあいだにクロスを差し込んでふき取ります
ブレーキのメンテナンスは、リムの汚れを落とすことと、ブレーキパッドの汚れの掃除が最初です。
KUREのフォーミングウルトラクリーナーをマイクロファイバークロスにつけて、ふき取ります。
ブレーキパッドは、タイヤとパッドのあいだにクロスを入れてふき取ります。
👉 ふいたあとは、自転車を押しながら前後のブレーキをかけて、効きをもう一度確かめてください。
■ 呉工業 KURE フォーミングウルトラクリーナー
泡タイプの水溶性クリーナーで、内容量は420mlです。製品の説明は 呉工業の公式ページ で確認できます。
■ マイクロファイバークロス
細かい繊維で汚れをかき取るクロスです。何枚か入ったセットだと、リム用とシュー用で分けて使えます。
溝が消えていたら、シューを交換
ブレーキシューには、細い溝が刻んであります。
この溝が消えていたら、もう交換です。
自転車屋さんに頼むと工賃が入りますが、部品自体は数百円です。
スパナ1本で外れるので、やってみると意外と簡単でした。
ブレーキパッドの交換は、最初は慣れないので、サイクルショップでやってもらい、やり方を聞くのもおすすめです。
一回聞けば、次は自分でできます。
シューの向きに注意
取り付けるときは、進む方向の側を少しだけ内側に寄せます。
これをやらないと、走るたびに音が鳴ります。
同じメンテナンスの話を、こちらでも書いています。よかったらあわせてどうぞ!!


②タイヤと空気圧
タイヤの真ん中がツルツルになっていないか。
横にひび割れが出ていないか。
空気は、月に1回入れれば十分です。
親指で強く押して、少ししかへこまないくらいが目安です。
③チェーン
チェーンが茶色くなっていたら、サビています。
この状態だとペダルが重くなって、子どもが「疲れる」と言い出します。
ぼろ布でふいてから、油を1コマずつさすだけ。
5分で終わって、こぎ心地がはっきり変わります。
さしすぎると汚れを集めるので、さしたあとに余分をふきとるのがコツです。
雨の日も乗るなら、水に強いタイプを選んでください。
④ライトと反射材
前のライトがつくか、後ろの反射板が割れていないか。
ここは毎回みてあげてください。
意外と多いのが、後ろの反射板が泥で真っ黒になっているパターンです。
ふくだけで光り方が戻ります。
カバンにつけるタイプの反射材を足すと、横から来る車にも見つけてもらえます。
自転車本体だけでなく、体につけるのが大事でした。
子どもは学校のカバンにつけっぱなしにしてくれます。
⑤ネジのゆるみ
サドルとハンドルを持って、左右にひねってみてください。
動くならゆるんでいます。
カゴのネジも、半年でだいたい1本はゆるんでいます。
手で回して確かめるだけでも意味があります。
⑥ ベルと、ミラー
👉 ベルは、法律で付けることが義務づけられています。付いていない、あるいは鳴らないと整備不良になります。
👉 半年も雨ざらしにしていると、サビて鳴らなくなります。指ではじいて、音が出るか確かめてください。
👉 なおベルは「危険を知らせるため」のもので、歩行者をどかすために鳴らすものではありません。ここは子どもにも伝えておきたいところです。
👉 ミラーが付いている自転車なら、角度も見てください。いつの間にかずれていて、後ろが映っていないことがあります。
🎒 車体だけでなく、乗り方も見てください
点検は部品だけの話ではありません。半年たつと、乗り方のクセや体の大きさも変わっています。
① サドルの高さは、合っていますか
👉 4月から10月で、子どもの身長は数センチ伸びています。買ったときのままだと、もう低すぎることがあります。
👉 低すぎるサドルは、膝に負担がかかり、こぐ力も出ません。「最近、自転車が重いと言っている」ときは、体力ではなくここが原因のことがあります。
👉 ペダルがいちばん下にきたとき、膝が軽く曲がるのが目安。通学車は、信号でとっさに足をつけることも大事なので、つま先が地面に届く範囲で、できるだけ高くが現実的です。
② 荷物の積み方を見てください
👉 2学期後半は、荷物がいちばん重くなる時期です。教科書に加えて、部活の道具や体操着。
👉 重いものを前カゴに入れると、ハンドルが取られます。後ろの荷台に移すだけで、走りが安定します。
👉 そして片側だけに掛けていないか。左右のバランスが崩れると、荷台の付け根に負担が集中して、いずれゆがみます。
③ ヘルメットのサイズも見直しを
👉 頭も大きくなります。あごひもがきつくなっていないか、ダイヤルが目いっぱいになっていないか。
👉 かぶり方も見てください。後ろにずらしてかぶっていると、転んだときにおでこを守れません。眉毛の上に指2本ぶんが正しい位置です。
👉 そして、いちど強くぶつけたヘルメットは交換してください。外から見て割れていなくても、内部の緩衝材はつぶれています。
⚠️ 子ども自身に、聞いてみてください
- 変な音はしていない?
- ブレーキ、ちゃんと止まる?
- こいでいて重くない?
- 最近ヒヤッとしたことある?
👉 いちばん多く乗っているのは本人です。異変にはうすうす気づいていることが多いのですが、自分から言い出しません。
👉 とくに4つ目の「ヒヤッとしたこと」は、聞いてみる価値があります。危ない交差点や、いつも困っている場所が分かれば、通学路そのものを見直せます。
自分でやらないほうがいいこと
- ブレーキワイヤーの交換(切れると止まれません)
- 変速機の調整(ズレると走行中にチェーンが落ちます)
- ホイールのゆがみ取り
この3つは自転車屋さんにお願いしています。
点検だけなら500円から1,000円くらいでみてもらえるお店が多いです。
🗓️ 点検を「習慣」にする方法
いちばん難しいのは、点検そのものより続けることです。
日付を、行事に紐づける
- 4月・10月の学期はじめ・・・この記事の趣旨です
- 時計を合わせ直す日・・・季節の変わり目の目印になります
- 子どもの誕生日の月・・・忘れません
- タイヤに空気を入れる日(月1回)・・・そのついでに全部見る
👉 「気づいたときにやる」は、まず続きません。日付を決めてしまうのがいちばんです。
👉 スマホのカレンダーに、半年ごとの繰り返し予定として入れておくと確実です。
子どもと一緒にやると、2つ得があります
👉 ひとつは本人が自転車の状態に興味を持つようになること。「ブレーキのゴムが減ってきたね」と一緒に見た経験があると、次からは自分で気づけます。
👉 もうひとつはいずれ自分でできるようになること。中学生になれば、空気入れくらいは自分でやれます。高校を出るころには、自分の自転車を自分で管理できるようになっているのが理想です。
👉 点検は、道具の手入れを教える機会でもあります。10分で終わる作業なので、身構えずに、月に一度、一緒に触ってみてください。
🔧 点検で「見つかったとき」の判断
点検して異常が見つかったら、すぐ直すものと次の休みでいいものを分けてください。
その日のうちに直すもの(乗せない)
- ブレーキが効かない・レバーが根元まで握れる
- タイヤの側面が裂けている・中の糸が見えている
- ハンドルやサドルが回る・ぐらつく
- ライトが点かない(夜も乗る場合)
👉 この4つは、そのまま乗せないでください。「明日直すから今日だけ」が、いちばん危ない考え方です。
👉 直せないなら、その日は歩かせるか、送っていく。不便ですが、これが正解です。
次の休みでいいもの
- 空気が少し減っている・・・その場で入れれば解決します
- チェーンが少し汚れている・鳴っている・・・注油で改善します
- ベルが鳴りにくい・・・安全にすぐ影響しません
- サドルの高さが少し低い・・・その場で調整できます
👉 この区別ができるだけで、点検が「不安の種」ではなく「安心の材料」になります。
⚠️ 部品の交換は、店に任せてください
👉 ワイヤーとタイヤの交換は、通学車では店に任せることをおすすめします。ブレーキシュー(ブレーキゴム)は、最初の1回を店でやってもらい、やり方を聞いておけば、次からは自分で交換できます。
👉 理由は「毎日、子どもが乗るから」です。趣味の自転車なら自分で試してもいいのですが、通学車は失敗が許されません。
👉 そのかわり、空気入れ・チェーンの注油・ネジの増し締めは、親がやる。この線引きが、いちばん現実的だと思います。
🌇 これからの季節に、増やしておきたい装備
10月からの通学は、朝は暗く、帰りも暗いという時期に入ります。半年前とは条件が変わります。
① 後ろの明かりを、もう1つ
👉 車から自転車が見えるかどうかは、後ろの赤いライトで決まります。反射材だけでは、車のライトが当たらない角度では光りません。
👉 1つが電池切れでも、もう1つが残る。通学車には、この冗長性が効きます。
👉 カバンにクリップで留めるタイプなら、自転車を降りて歩くときにも役立ちます。
② 反射材は「動くところ」に
- ペダルの後ろ側・・・こぐたびに上下するので、自転車だと分かります
- くるぶしのバンド・・・同じ理由で効果的です
- ホイールのスポーク・・・横から来る車に気づいてもらえます
- カバンの背面・・・後ろの車の目線に近い高さです
👉 止まっている反射材より、動いている反射材のほうが「人だ」と伝わります。
③ 手袋を、早めに用意する
👉 指がかじかむと、ブレーキが握れません。これは安全に直結します。
👉 11月に入ってからでは遅いので、10月のうちに1組。スマホが使えるタイプだと、外す回数が減って結果的に暖かいです。
⚠️ 「暗くなる前に帰る」が、いちばんの安全対策
👉 部活が終わる時刻と、日没の時刻を、いちど照らし合わせてみてください。10月、11月と進むにつれて、帰り道が完全に夜になります。
👉 その通学路を、一度、暗い時間帯に親が走ってみる。街灯の少ない区間や、車から見えにくい交差点が分かります。
👉 危ない場所が1か所でも見つかれば、遠回りでも別の道を通らせるという判断ができます。点検は車体だけでなく、道にも必要です。
まとめ

- 10月は日没が早まり、暗い時間に走る日が増える
- 半年乗ったらブレーキとチェーンは消耗している
- シューの溝が消えていたら交換
- チェーンは布でふいてから油を1コマずつ
- 反射材は自転車だけでなくカバンにも
- ワイヤー・変速・ホイールはお店に任せる
10分でできます。
今週末、子どもと一緒に見てみてください。
自分の自転車を自分で点検できるようになると、乗り方も変わります。
これからもECOutdoor!!では、皆さんにとって楽しく、役に立つような情報を発信したいとおもいます!!
皆さんがより楽しく、Ecoなアウトドアライフのお役に立てれば幸いです。では!
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