- 蚊は真夏より秋のほうが人を刺しにいきます。いちばん元気なのは25℃前後、つまり9〜10月。しかも冬を越すために血を吸う気合いが違います。
- 秋は「足元から来る虫」が増えます。ヤブ蚊とブユはどちらも地面近くを飛ぶので、刺されるのはたいてい足首から下です。
- だから虫よけ線香は「足元」に置きます。地面から30cmくらいの高さ、風下側に1つ。テーブルの上に置いても意味がうすいです。
👇 このあと、「秋に出る虫は、夏とちがいます」から順に、3点を価格つきで紹介します。早見表も1つあります。後半には「刺されたあと、どうするか」もあります。
| 虫 | 出る時間・場所 | 対策 |
|---|---|---|
| ヤブ蚊 | 夕方と朝、日かげ、足首まわり | 虫よけ剤+足元の煙 |
| ブユ(ブヨ) | 沢や川の近く、朝夕、足首 | 肌を出さない。翌日にパンパンに腫れます |
| スズメバチ | 9〜10月が最も危険(巣が最大になる時期) | 近づかない。それだけです |
| マダニ | 草むら | 長ズボンで防ぐ |
こんにちは!
キャンプ歴は12年目になりましたが、まだまだ半人前のファミリーキャンパーのECoといいます!!
家族4人(妻、子供(長男:中学生、長女:小学生))、首都圏近郊のよくあるベッドタウンでマンション住まい。 趣味と生活スタイルがマッチしたエコなアウトドアライフを目標に、日々研究の毎日です 😄
「秋になったから、もう虫よけはいらないよね」
去年の10月、そう言って虫よけを持たずにキャンプへ行きました。
結果、妻と娘が足首を10か所以上刺されました。
帰りの車の中で、ずっとかいていたのを覚えています。
秋の虫は、夏とは種類も出る時間もちがいます。
だから夏と同じ対策では防ぎきれないんですね。
この記事では、10月のキャンプで実際に効いた虫対策をまとめます。
秋に出る虫は、夏とちがいます

蚊は、秋のほうが人を刺しにいく
蚊は真夏の猛暑日にはあまり動きません。
いちばん元気なのは25℃前後、つまり9月から10月です。
しかも秋の蚊は、冬を越すために産卵をひかえています。
そのぶん血を吸う気合いがちがう、というわけです。
足元から来る虫が増える
秋に困るのは、ヤブ蚊とブユ(ブヨ)です。
どちらも地面に近いところを飛ぶので、刺されるのはたいてい足首から下でした。
ブユに刺されると、その場ではあまり痛くありません。
翌日にパンパンに腫れて、1週間かゆいのがやっかいです。
秋に気をつけたい虫
- ヤブ蚊:夕方と朝、日かげ、足首まわり
- ブユ(ブヨ):沢や川の近く、朝夕、足首
- スズメバチ:巣が最大になる時期。9〜10月がいちばん危険
- マダニ:草むらに入るとつく。長ズボンで防ぐ
煙は、いまでも強い

同じ虫対策の話を、こちらでも書いています。よかったらあわせてどうぞ!!


普通の蚊取り線香では足りない
家で使う蚊取り線香を屋外で焚いても、風でどこかへ行ってしまいます。
そこで我が家が使っているのが、林業用の強い虫よけ線香です。
煙の量が家庭用の何倍もあって、テーブルの下に置いておくだけで足元がぐっと楽になりました。
においは強いので、風上には置かないほうがいいです。
専用の携帯ケースに入れると、灰が落ちず服も焦がしません。
置き場所は「足元」がコツ
虫は下から来るので、テーブルの上に置いても意味がうすいです。
地面から30cmくらいの高さ、風下側に1つ。
これだけで刺され方がぜんぜんちがいました。
焚き火は、いちばん自然な虫よけです
煙の話をしましたが、秋のキャンプにはもう一つ、強い味方があります。焚き火です。
虫は煙を嫌います。そして焚き火は、蚊取り線香よりずっと大量の煙を出します。焚き火をしているあいだ、その風下は虫が少なくなります。
- 座る位置は、少しだけ煙の流れる側へ:目に染みない程度の位置がいちばん快適です
- 風向きが変わったら、席も移します:煙を追いかけるつもりで
- 生木や湿った薪をわざと燃やす必要はありません:煙は増えますが、周りのサイトの迷惑になります
👉 秋は焚き火がいちばん気持ちいい季節でもあります。暖を取りながら、虫も減らせる。これが秋キャンプの大きな利点です。
👎 ただし、焚き火をやめて寝る前後が虫の時間になります。片づけのあいだも肌を出さないようにしておくと、最後に刺されずに済みます。
肌に塗るものは、成分で選ぶ
イカリジンなら、子どもにも回数制限なし
虫よけの成分には、大きく分けてディートとイカリジンがあります。
ディートは効きますが、小さな子どもには使う回数の目安が決められています。
いっぽうイカリジンは、赤ちゃんにも使えて回数の制限がありません。
虫よけは、子どもにも大人にも使えるイカリジンを選ぶと、
1本を家族で回せるので楽です。
塗り方で差が出ます
- スプレーしたあと、手でのばす(かけただけだとムラになる)
- 足首・くるぶし・すねを重点的に
- ズボンの上からもかける(布の上から刺されます)
- 汗をかいたら塗り直す
とくに足首。
ここを塗り忘れるかどうかで、その日の快適さが決まります。
👕 まず服で防ぐと、あとが全部ラクになります
薬や煙の前に、いちばん確実で、お金もかからないのが服です。虫が肌にたどり着けなければ、それで終わりだからです。
秋のキャンプで効く、服の4つのポイント
- 足首を塞ぐ:秋は足元から来る虫が増えます。くるぶしを出さないだけで刺され方が変わります。長い靴下か、ズボンの裾を靴下に入れてしまうのが確実です
- 明るい色を選ぶ:黒や紺は寄ってくる虫が増えると言われます。加えて、マダニなどが付いたときに見つけやすいのが大きな利点です
- 薄すぎる生地を避ける:夏用の薄いTシャツは、生地の上から刺されます。秋は防寒を兼ねて、少し厚手のもので
- 香りを減らす:整髪料、香りの強い柔軟剤や日焼け止め。寄せてしまうことがあります
👉 薄手の長袖シャツを1枚、常にカバンに入れておくのがおすすめです。秋なら防寒にもなりますし、夕方の虫の時間にさっと羽織れます。
とくに、日没前後の1時間
蚊や小さな虫がいちばん活発になるのは、日が沈む前後です。10月なら17時前後がその時間になります。
👉 この時間だけは、長袖・長ズボン・靴下で肌を出さない。この1時間を乗り切れば、あとは気温が下がって虫の動きも鈍ります。ずっと完全防備でいる必要はありません。
⛺ サイト選びで、虫の数は変わります
設営する場所を少し選ぶだけで、そもそも寄ってくる虫の数が減ります。予約のときに区画が選べるなら、ここを見てください。
虫が多い場所・少ない場所
- ✕ 水辺のすぐそば:蚊は水たまりや流れのゆるい水辺で育ちます。景色はいいのですが、虫は確実に多いです
- ✕ 草が伸びている場所の際:草むらから足元の虫が来ます。刈られている区画を選んでください
- ✕ 街灯や自動販売機のすぐ横:明かりに虫が集まります。夜のトイレは近くて便利ですが、虫は寄ってきます
- ✕ 風の通らない窪地:虫は風に弱いです。空気が動かない場所ほど滞留します
- ◎ 少し高くて、風が抜ける場所:虫が減るうえ、地面も乾いていて設営が快適です
- ◎ 木立から少し離れた開けた場所:落ちてくる虫と、木の下の湿気を避けられます
👉 ただし、風が抜ける場所は夜に冷えます。10月なら、虫と寒さのどちらを取るかの判断になります。防寒の装備が足りているなら、風の抜ける側を選ぶほうが快適です。
テントまわりの、ちょっとした工夫
- 入口は、風下ではなく風上に向けない:煙も虫も、風下に流れます
- 出入りは短く、素早く:メッシュを開けている数秒で入ってきます
- 中に食べ物を置かない:食べかすは虫を呼びます。撤収時にひっくり返して払うのも忘れずに
- ランタンは、テントから少し離す:明かりに集まる虫を、テントから引き離せます。これは効果が分かりやすいです
👉 最後のひとつは、おとりのランタンという考え方です。手元は暗めの暖色にして、少し離れた場所に明るいランタンを1つ置く。虫はそちらへ集まります。
🏠 虫を「持ち帰らない」ための撤収
見落とされがちですが、秋のキャンプでいちばん困るのが、虫を車や家に持ち帰ってしまうことです。
たたむ前に、必ずやること
- テントとタープは、裏返して払う:とくに底の裏側。地面に接していた面には、虫や卵が付いていることがあります
- グラウンドシートは、その場でひと振り:湿った裏側は、虫がいちばん好む場所です
- 椅子とテーブルの脚:たたむ前に、脚の先を見てください
- 薪は、家に持ち込まない:割った断面や樹皮の下に虫がいます。使いきれなかった薪は、車庫や物置まで。室内には入れないでください
- 寝袋とマットは、広げて確認:丸める前にひと振りします
👎 いちばんよくある失敗が、濡れたテントを袋に入れたまま数日放置することです。虫だけでなくカビも来ます。帰ったその日のうちに広げて乾かしてください。
体に付いていないかも、確認します
草むらを歩いた日は、帰る前にお互いの背中や首まわりを見てあげてください。とくに小さいお子さんは自分で気づきません。
👉 マダニのように皮膚に食いつくものは、無理に引き抜かないでください。口の部分が皮膚に残ることがあります。見つけたら触らずに、皮膚科などの医療機関で取ってもらうのが安全です。数日後に発熱などの体調の変化があった場合も、キャンプに行ったことを伝えて受診してください。
👉 秋は「虫の季節が終わった」と気を抜きやすい時期です。夏ほど神経質になる必要はありませんが、足元と、持ち帰りだけは意識しておく。それだけで、秋のキャンプはぐっと快適になります。
刺されたあと、どうするか

その場で毒を吸い出す
ブユや蜂に刺されたときは、早く毒を出せるかどうかで腫れ方が変わります。
吸い出す道具を1つ持っておくと安心です。
刺されて数分以内に使うのがいちばん効きます。
手のひらサイズなので、救急セットに入れっぱなしにしています。
冷やす。かかない。
かゆみは、冷やすとおさまります。
保冷剤をタオルに包んで当てるだけでずいぶん違いました。
かくと悪化して、あとが残ります。
子どもには「10かぞえるあいだ冷やそう」と言うと、けっこう我慢してくれます。
蜂には近づかない、それだけ
9月から10月は、スズメバチの巣がいちばん大きくなる時期です。
黒い服と香りのするものを避けて、見かけたら静かに離れる。
手で払うのがいちばん危ないです。
虫よけは「持っていく」より「切らさない」
秋のキャンプで多いのが、夏に使い切ったまま補充していなかったというパターンです。9月に一度、残量を確認しておいてください。
- 虫よけスプレー:残量と、使用期限。開封から時間が経つと効きが落ちるものもあります
- 蚊取り線香・防虫香:本数と、火をつけるライター
- かゆみ止め:これも使用期限があります。前のシーズンのものは、一度確認を
- 絆創膏:かき壊したときに貼ります。子どもがいるなら必須です
👉 虫対策の道具を1つの箱にまとめて、キャンプ道具と一緒に置いておくと、毎回の準備がなくなります。前の記事で「焚き火セット」を箱にまとめる話を書きましたが、虫よけも同じです。
まとめ
- 蚊がいちばん活発なのは25℃前後、つまり秋
- 刺されるのは足首から下。対策も足元に集中させる
- 煙は地面から30cmくらいの高さ、風下に置く
- 肌に塗るのはイカリジンなら子どもも回数制限なし
- 刺されたら吸い出して冷やす。かかない
- 9〜10月はスズメバチがいちばん危険な時期
秋のキャンプは涼しくて快適です。
そのぶん虫の対策をゆるめがちなので、荷物にひとつ足しておいてください。
これからもECOutdoor!!では、皆さんにとって楽しく、役に立つような情報を発信したいとおもいます!!
皆さんがより楽しく、Ecoなアウトドアライフのお役に立てれば幸いです。では!
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