- 11月2日、防災庁の発足に合わせて「食料・水・トイレを、最低3日・できれば1週間分」の呼びかけが出されます。
- キャンプ道具は、そのまま家の備えになります。カセットこんろ・ガス・ランタン・寝袋・ポータブル電源。キャンプをしている家は、実はもう半分そろっています。
- ECo家を数えてみたら、ガスは3日分以上。でも水とトイレは2日分に届きませんでした。足りないのは、キャンプ道具では埋まらない「水」と「トイレ」です。
- 過去の大きな地震では、電気は1週間ほど、ガスと水道は2週間〜1か月かかっています(都市部の記録)。
👇 「📢 防災庁の緊急要請って何??」から順に進みます。
こんにちは!
キャンプ歴は12年目になりましたが、まだまだ半人前のファミリーキャンパーのECoといいます!!
家族4人(妻、子供(長男:中学生、長女:小学生))、首都圏近郊のよくあるベッドタウンでマンション住まい。 趣味と生活スタイルがマッチしたエコなアウトドアライフを目標に、日々研究の毎日です 😄
11月2日、防災庁が発足しました。
その初日に出されるのが、「1週間分の備蓄」の呼びかけです。ニュースやSNSで話題になっていて、こんな声を見かけます👇
「備蓄って、何をどれだけ置けばいいの?」
「1週間分なんて、マンションに置く場所がない・・・」
「今から全部買いそろえるのは、お金がかかる」
👉 実は、キャンプをしている家は、もう半分そろっています。
ECoのブログでは、ずっと「キャンプでも家でも使えるキャンプギア」を書いてきました。今回は特集として、ECo家の備えを実際に数えて、キャンプ道具でどこまで埋まるのか、何が足りないのかをまとめます!!
📢 防災庁の「緊急要請」って何??
細野防災担当大臣が、防災庁の発足日(11月2日)に、国民・自治体・各省庁へ「緊急要請」を出す方針を示していました。国民へのお願いは、大きく2つです。
- 食料・水・トイレを「最低限3日、できれば1週間分」用意する
- 家具が倒れたり、落ちてきたりしないように備える
「巨大地震が近いの??」と心配する声もありますが、特定の災害を予告するものではありません。大臣は「自分で自分を支えられる人が増えれば、本当に支援が必要な人に絞れる」という趣旨を話しています。義務や罰則もありません。
📏 1週間分の目安(4人家族)
報道で紹介されている目安(農林水産省の家庭備蓄の目安など)を、ECo家と同じ4人家族に当てはめるとこうなります。
| もの | 1人1週間 | 4人1週間 |
|---|---|---|
| 水(1人1日3L) | 21L | 84L |
| 携帯トイレ | 35回分 | 140回分 |
| カセットボンベ | 約6本 | 約24本 |
👉 84Lは、2Lのペットボトルで42本。数字だけ見ると、なかなかの量です・・・
※要請の細かい中身は、11月2日に政府から発表されます。この記事は、10月の大臣の会見と報道をもとに書いています。最新の内容は、防災庁・内閣府の発表で確かめてください。
出典:内閣府「細野大臣記者会見要旨 令和8年10月20日」/セレクトラ「細野大臣の『緊急要請』とは?なぜ11月2日?」/ギズモード・ジャパン「政府が『3日分の備蓄』を緊急要請へ」
🏠 ECo家の備えを、数えてみました
では、ECo家はどうか。家にあるものを数えてみました。
| もの | ECo家にあるもの | 4人で何日分? |
|---|---|---|
| 水 | 24L | 約2日分(1日12L) |
| 携帯トイレ | 30回分くらい | 約1日半分(1日20回) |
| ガス | カセットボンベ12本(6本×2)+キャンプ用のOD缶(500)3本 | カセットボンベだけで約3日半分 |
👉 ガスは「最低限3日」をこえていました。水とトイレは2日分に届いていません。ガスはキャンプで使うので多め、水とトイレはキャンプでは使わないので少なめ。キャンプをしている家らしい結果です。
ECo家は、水とトイレは2〜3日しのげれば、そのあいだに復旧するか、支援が届くだろうと考えて、この量にしています。
ガスについて少し補足です。OD缶(500)は、ガスの量で言えばカセットボンベ2本分くらいあります。合わせると5日分くらいになります。ただし、OD缶のバーナーは家の中では使えません(あとで詳しく書きます)。家の中で煮炊きできるのは、カセットこんろの12本分です。
🛠 ライフラインが戻るまでの道のり(補足)
「2〜3日しのげれば」は本当か。県庁所在地クラスの街で、過去の大きな地震のときに、電気・ガス・水道がどれくらいで戻ったかを調べました。
| 地震(主な街) | 電気 | 都市ガス | 水道 |
|---|---|---|---|
| 阪神・淡路大震災 1995年1月17日(神戸市など) | 6日 (1月23日) | 84日 (4月11日) | 仮復旧42日(2月28日) 全戸通水90日(4月17日) |
| 東日本大震災 2011年3月11日(仙台市など) | 東北電力管内で 8日で約94% | 仙台市で約36日 (4月16日に開栓作業完了) | 被災地全体で、9割以上の復旧に約1か月(38日) |
| 熊本地震 2016年4月16日 本震(熊本市など) | 約5日 (4月20日) | 約2週間 (4月30日) | 熊本市全域で約2週間 (4月30日) |
| 首都直下地震(国の想定) 東京23区など | 1週間後も、停電がほとんど解消しないおそれ | 1週間後も、戻る家は限られる | 約3割で断水。1か月後にほとんど解消 |
👉 いちばん早く戻るのは電気で、数日〜1週間。ガスと水道は2週間〜1か月かかっています。街の真下で起きた阪神・淡路大震災では、ガスと水道に約3か月かかりました。
都市ガスが遅いのは、ガス漏れがないかを確かめながら、1軒ずつ開栓作業をするからです。電気が戻っても、ガスはしばらく止まったまま。この期間がいちばん長く、カセットこんろの出番もいちばん長いことになります。
水道は長くかかりますが、そのあいだは給水車や給水所から水をもらえます。手元の水は、給水が始まるまでの数日をしのぐ分と考えると、ECo家の「2〜3日しのげれば支援が来る」という考えとも合います。
出典:兵庫県「阪神・淡路大震災の支援・復旧状況」/経済産業省 産業構造審議会 保安分科会 資料(熊本地震の電力・都市ガス、阪神・東日本の電力)/厚生労働省「平成28年熊本地震 水道に関する情報」/仙台市ガス局「東日本大震災 記録誌」/内閣府 中央防災会議「都心南部直下地震の被害想定【被害の様相】」(令和7年12月)
⛺ キャンプ道具が、そのまま家の備えになる
ここからが、キャンプをしている家の強みです。停電・断水のときに要るものを並べると、ほとんどがキャンプ道具と重なります。

🔥 キャンプ道具でそろうもの、この5つ!!
■ 煮炊き:カセットこんろとガス
停電しても、ガスがあればお湯が沸かせます。お湯があれば、レトルト・アルファ米・カップ麺が食べられます。家でいちばん頼りになるのは、カセットこんろです。
→詳しくはこちら「夏が終われば鍋の季節…アウトドアガスバーナー特集」
この記事のバーナー・ランタンは、どれもふるさと納税のお礼の品にもなっています。買う予算が足りないときは、寄付のお礼でもらって、作っている町も応援する。ECoにとってふるさと納税は「我が家をキャンプに連れて行ってくれた制度」です。
- 🔥 バーナー 👉 ふるさと納税のカセットコンロとバーナー12点
- 🔦 ランタン 👉 ふるさと納税のランタン11点
ふるさと納税がはじめての方は 👉 ふるさと納税の超入門
👉 寒い朝にガスの火が弱くなる話は「冬はガスが出ない!!(11/21公開予定)」に書いています。
■ 明かり:ランタンとヘッドライト
停電の夜は、思っている以上に真っ暗です。キャンプのLEDランタンは、そのまま部屋の明かりになります。両手が空くヘッドライトは、トイレや片付けのときに助かります。
■ 電気:ポータブル電源
スマホの充電、冬なら電気毛布。ECoは最初、ポータブル電源をレンタルで試してから買いました。キャンプで使い慣れておくと、いざというときに迷いません。
→詳しくはこちら「ポータブル電源の選び方!!」
■ 寝る:寝袋とマット
冬に停電すると、暖房が止まります。キャンプの寝袋とマットがあれば、家の床でも暖かく眠れます。避難所でも、マットが1枚あるだけで床の冷たさがまるで違います。
→詳しくはこちら「【冬支度①】寝袋の下を見直す!!」
■ 食べる:クッカー・シェラカップ・クーラーボックス
洗い物ができないときは、紙皿とラップが役に立ちます。クーラーボックスは、停電で冷蔵庫が止まったときの保冷庫になります。
💧 足りないのは「水」と「トイレ」
数えてみて分かったのは、キャンプ道具では埋まらないものがあることです。それが、水とトイレ。

🚰 水は「2Lのペットボトル」で考える
ECoはキャンプのとき、2Lのペットボトルの水をクーラーボックスに入れて持っていきます。家の備えも、同じ2Lのペットボトルで考えるとわかりやすいです。
- 4人で1日12L = 2Lが6本(1箱)
- 3日分なら3箱、1週間なら7箱
👉 「1日1箱」と覚えておくと、何箱置けば何日分か、すぐに分かります。
断水が長引くと、給水車や給水所に水をもらいに行くことになります。そのときに要るのが、水を入れて運ぶ容器です。キャンプのウォータージャグやタンクがあれば、そのまま使えます。
🚽 トイレは「1人1日5回」で考える
断水すると、トイレが流せません。食べ物より先に困るのが、トイレだと言われています。
- 1人1日5回 × 4人 = 1日20回分
- 3日分なら60回分、1週間なら140回分
ECo家の30回分は、1日半ぶん。キャンプ場にはトイレがあるので、キャンプをしていても、ここは家で別に用意するしかないところです。
携帯トイレは、50回分のセットなら4人で2日半ぶんです。
🔄 キャンプで使って、また買う「ローリングストック」
備蓄でいちばん困るのが、期限切れです。気づいたら賞味期限が過ぎていた、という話はよく聞きます。
キャンプをする家なら、ここもうまく回せます。キャンプで使った分を、また買い足す。これだけで、家の備えがいつも新しくなります。
- カセットボンベ・OD缶:キャンプで使って、減った分を買い足す
- レトルト・アルファ米:キャンプ飯で食べて、買い足す
- 2Lの水:キャンプに持っていって、買い足す
→常温で持てるレトルトの話はこちら「自転車で運ぶ贅沢キャンプ飯は、無印良品のレトルトカレー!!」
→ふるさと納税で備えるならこちら「キャンプと備蓄 ふるさと納税でキャンプ飯①~ご飯、肉編~」
❄️ 冬の停電は「寒さ」がいちばんこたえる
防災庁の発足は11月。これから冬です。冬に停電すると、エアコンもファンヒーターも止まります。ここでも、冬キャンプの道具がそのまま役に立ちます。
✔ 下からの冷えは、マットで止める
冬キャンプで寒いのは、空気より地面からの冷えです。家の床も同じで、フローリングの上に寝袋だけでは冷えます。ECo家のキャンプマットは、実はヨガマット。この上にインフレーターマットを重ねて使っています。家でも同じように、下を厚くするのがコツです。
✔ 電気毛布は、ポータブル電源で動く
ECoは冬の電源サイトがない場所で、ポータブル電源を使いました。電気毛布くらいなら、ポータブル電源で動かせます。キャンプで一度使っておくと、何時間もつかが分かるので、停電のときに慌てません。
👉 「冬キャンプの電気は何が使える??(11/16公開予定)」もあわせてどうぞ。
✔ お湯が沸かせれば、湯たんぽが使える
カセットこんろでお湯を沸かせば、湯たんぽが使えます。ECoがすすめるのは、火にかけない樹脂製の湯たんぽ。子どもがいる家では、火を使わないことがいちばんやさしい備えです。
👉 「冬キャンプの湯たんぽは樹脂製で!!(11/13公開予定)」
🤝 ふるさと納税で、備えをそろえる
ECo家の備えには、ふるさと納税でもらったものも入っています。
- LEDランタン:2024年に茨城県牛久市からもらった充電式のランタン。停電の夜の明かりになります
- ヨガマット:2020年に静岡県湖西市からもらったもの。今はキャンプマットの下敷きです
応援したいまちに寄付をして、そのまちの品で備える。キャンプにも家にも使えるので、ムダになりません。食べ物の備えなら、缶詰やアルファ米、レトルトもふるさと納税で選べます。
→カセットこんろはこちら「ふるさと納税のカセットコンロとバーナー12点!!」
→LEDランタンはこちら「ふるさと納税のLEDランタン11点!!」
→停電にも使える電源はこちら「【キャンプにも停電にも】ふるさと納税のポータブル電源とソーラー12点!!」
→缶詰で備えるならこちら「キャンプと備蓄 ふるさと納税でキャンプ飯②~缶詰め編~」
→ふるさと納税でもらったキャンプ道具の全体は「ECoがふるさと納税でもらったキャンプギア8選」にまとめています。
👉 防災グッズに絞ったまとめは「ふるさと納税でそろえる防災グッズ!!(12/5公開予定)」で書きます。
⚠️ キャンプ道具を家で使うときの注意
✔ OD缶のバーナーは、家の中で使わない
キャンプ用のバーナーやストーブは、取扱説明書で屋内での使用が禁止されているものがほとんどです。一酸化炭素中毒や火事の危険があります。家の中で煮炊きするなら、カセットこんろを、換気しながら使ってください。
✔ カセットボンベは「約7年」で使い切る
カセットボンベの使用期限は、製造から約7年が目安と言われています。カセットこんろ本体も、製造から10年が買い替えの目安です。キャンプで回していれば、期限切れの心配はまずありません。
✔ 家具の固定は、キャンプ道具では代わりにならない
今回の呼びかけのもう1つは、家具の転倒防止です。ここはキャンプ道具の出番はありません。寝る部屋に背の高い家具がないか、一度見ておきましょう。
❓ よくある質問
✔ 1週間分、全部そろえないとダメ??
義務ではありません。政府も「最低限3日、できれば1週間」と言っています。まずは3日分を目指して、置ける量を考えるのが現実的だと思います。
✔ キャンプ道具がない家は、何から??
水とトイレ、それからカセットこんろとボンベです。カセットこんろは家の鍋でも使えるので、ムダになりません。
✔ マンションで置き場所がない
ECo家もマンション住まいです。キャンプ道具の収納ボックスを「キャンプの箱=防災の箱」にしておくと、置き場所が1つで済みます。
📋 4人家族「まず3日分」のチェックリスト
1週間が大変なら、まずは「最低限の3日分」から。4人家族ならこうなります。

- 水:36L(2Lのペットボトル6本入りの箱を3箱)
- 携帯トイレ:60回分
- カセットボンベ:10本くらい
- 食べ物:3日×3食×4人=36食(レトルト・アルファ米・缶詰・カップ麺)
- 明かり:ランタンと、人数分のヘッドライト
- 電気:ポータブル電源か、満充電のモバイルバッテリー
👉 キャンプをしている家なら、ボンベ・明かり・電気はもうあるはずです。足すのは水とトイレから。
📊 まとめ|キャンプ道具で埋まるもの・埋まらないもの
| もの | キャンプ道具で | ECo家 |
|---|---|---|
| 煮炊き(こんろ・ガス) | ✅ 埋まる | カセットボンベ12本+OD缶3本(約3日半) |
| 明かり・電気 | ✅ 埋まる | ランタン・ポータブル電源 |
| 寝る | ✅ 埋まる | 寝袋・マット |
| 水 | ❌ 別に用意 | 24L(約2日分) |
| トイレ | ❌ 別に用意 | 30回分(約1日半) |
| 家具の固定 | ❌ 別に用意 | — |
🧭 まずは、家の水とガスを数えてみましょう!!
いかがだったでしょうか??
防災庁の「1週間の備蓄」は、数字だけ見ると大変そうです。でも、キャンプをしている家なら、煮炊き・明かり・寝床はもうそろっています。過去の地震では、ガスが戻るまでに2週間〜1か月。いちばん長く頼りになるのが、キャンプのカセットこんろです。足りないのは、水とトイレ。ここだけ足せばいい、と分かると気持ちが楽になります。
まずは今日、家にある水とガスの本数を数えてみましょう!! 水は「1日1箱」、トイレは「1日20回」。この2つの数字だけ覚えておけば十分です。
これからもECoutdoorでは皆さんにとって楽しく、役に立つような情報を発信したいとおもいます!!
皆さんがより楽しく、Ecoなアウトドアライフのお役に立てれば幸いです。では!


